おなかが痛い:うさぎのうっ滞で学んだこと

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うさぎさんのうっ滞、知っていますか?

実は、初代の愛うさぎは、うっ滞に、なったことがなかったんです。

もちろん、うっ滞になりかけたことは、あります。

だけど、うっ滞のなりかけは、3時間もあれば、治っちゃうという驚異のうさぎ体だったようです。

今回、うさぎのうっ滞は、時間とともに、進行する、怖い病気だって、ことを学びました。

うさぎのうっ滞は、殺し屋とも、呼ばれています。

経験不足もあって、あたふたしてしまいましたので、ここに、学んだことをまとめておきたいと、思います。

うさぎのうっ滞、”毛がつまる”は、大きな誤解

まず、「うさぎのうっ滞は、抜け毛が胃や腸につまって、起こる」のが原因と、思っていたですが、大きな誤解でした。

うっ滞は、胃腸不全の病気で、その原因の一つに、毛球症があるだけです。

ちょうど、毛が生え変わる時期に、胃腸障害がおこるので、一緒に考えてしまいがちです。

うっ滞は、季節が変わる時期に、胃や腸が、動かなくなるようです。

そういえば、野生動物たちも、春には、ゆっくりしていますよね。

この時期特有で、胃腸の動きが悪くなる、胃腸障害と、覚えておきたいと、思います。

うさぎが、胃腸が機能不全になってしまうと、おそろしいのは、命に関わります。

うさぎは、胃腸が機能しなくなることで、おなかの中に、ガスがたまってしまうのです。

うさぎの胃腸の構造は、わりとポンコツで、他の動物のように、ガスが抜けていきません。

世界最弱の動物であるが、ゆえんの胃腸構造です。

胃が動かないってことが、ボク、理解できなかった・・・

うっ滞 うさぎ 腹痛

原因とかよりも、ミル吉くんは、胃腸が弱い子って、ことね・・・

うさぎのうっ滞の症状_腹痛

うさぎさんのうっ滞、別名つけるなら「季節型・群発性・胃腸機能不全!」

胃腸が、動かなくなることで、胃腸機能がなくなり、腹痛が深刻化して、群発性腹痛になるんです。

人間は、腹痛に、鈍感だったりします。

とくに、女性は、いつも腹痛に襲われながら生きていますので、うさぎの腹痛に鈍感になってしまうことも、あります。

うさぎの場合、重要な臓器は、おそらく、胃腸で、人間の場合は、脳でしょう。

だから、あえて、うさぎのうっ滞の痛みを、人間で例えるなら、それは、「群発性頭痛」の症状です。

群発性頭痛は、別名、自殺頭痛と呼ばれています。

自ら生きることを、あきらめたくなるぐらいの頭痛が、短くて1日、1週間から2ヶ月の間に、起こるのです。

芸能人でいうと、ハリーポッター役の俳優さんが、群発性頭痛を発症したことが、あるそうですよ。

この病気の原因は、ストレス、過労、気候の変化、気圧の変化など、様々です。

わたしは、うさぎの場合のうっ滞という表現は、もうやめてしまえば、いいと思います。

うさぎのうっ滞は、「季節型・群発性・胃腸機能不全!」、もしくは、「群発性腹痛」と呼んであげたいと、ひそかに、思っています。

すさまじく、恐ろし気な名前にすれば、このうさぎのうっ滞が、どんなに、重病であるかが、わかるんじゃないかな、と思っているのです。

ちなみに、2018年4月現在で、このうっ滞は、以下の書籍によると「RGIS※」と呼ぶそうです(4)。

※RGIS=Rabbit Gastrointestinal Syndrome


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うさぎさんのうっ滞は、そう簡単にわからない

二代目と暮らしてみて、うっ滞とは、そう簡単な病気じゃないと、知りました。

わたしは、大きな誤解をしていました。

つながりうんちを見つけたら、毛球症という、毛がおなかにたまっちゃう病気に注意しよう、と覚えていました。

だけど、このうっ滞には、前兆が、ないのです。

いや、正直に言うと、おそらく前兆は、いくつか、思い当たるのですが、どれも、日常の症状だったのです。

うさぎのうっ滞の前兆とは

うっ滞を起こすあの日、二代目のうさぎは、朝、元気に走り回っていました。

ご飯も、よく食べていたのに、はたと気がついたら、元気がなくなっていました。

この間、わずかに、5時間です。

二代目のうさぎの症状から、わたしが、うっ滞の前兆と思ったものを、拾ってみたいと、思います。

まず、つながりうんちが出ていませんでした。

はたと気がついたとき、二代目のうさぎの耳が、異常に冷たくなっていたのです。

うさぎの耳が冷たくなる、体温の低下が、うっ滞と考えて、いいと思います。

うさぎのうっ滞の前兆1:盲腸便を続けて残す

おそらく、盲腸便を、続けて残したときに、ウォッチする必要があったのだと、思います。

盲腸便を残すということは、胃腸のどこかに、トラブルがあったんだと、思います。

わたしは、栄養がいいから、盲腸便を残しているのかな、くらいに考えてしまったので、今後も、反省しなきゃいけません。

春先に、続けて、盲腸便を残しているときは、少しだけ室温を上げて、温かくしたいと、思います。

人間でも、おなかが冷えると、おなかが痛くなります。

カラダの熱を逃がさないようにすることで、胃腸の機能は、保たれているんじゃないか、と思います。

春先は、気温が不安定なので、おなかを冷やさないようにしたいところです。

うさぎのうっ滞の前兆2:うんちを飛ばす

また、去勢や避妊手術を受けたのに、うんちを1つ、2つ、飛ばしながら走っていたら、おなかを観察してあげる必要が、ありそうです。

二代目うさぎは、いつも、トイレで排泄をしています。

うっ滞を起こした朝は、めずらしく、うんちを1つ、2つ飛ばしながら、走っていました。

腸に、トラブルが出始めていて、うまく、排便コントロールが、できなかったのかも、しれません。

うさぎのうっ滞の前兆3:イライラする

いつもよりも、うさぎが、イライラしていた、かもしれません。

あの日も、わがままで、さわがしく、イタズラばかり、していました。

その日は、あまりにも、サークルをガジガジしたり、うるさくしていていました。

「うるさい!!!」と、怒ったら、しゅん・・・となってしまいました。

それか、二代目のうさぎは、わたしから怒られて、元気がなくなってしまったとも、考えられます。

ちょっとしたことが、引き金になって、うっ滞を起こすことも、あるといいます。

うさぎのうっ滞の前兆4:おしっこを、漏らしてしまう

最後の決め手は、腹痛で、おしっこをトイレ以外の場所に、漏らしてしまうこと。

絶対に、おかしいと思って、カラダをさわると、微妙に、冷たい。

耳を触ったら、おそろしく、冷たい・・・。

急いで、クチの前に、大好物を、持っていきましたが、食べようとしませんでした。

そう・・・これが、うっ滞です。

うさぎが、うっ滞になったときに、応急処置

うっ滞の初期処置は、カラダを温めることです。

はっきりいうと、これのみです。

うさぎを温めながら、うさぎを診察できる動物病院に、電話してください。

温まってきたら、キャリーに移動して、キャリーに、ヒザかけの毛布などを掛けて、病院に連れていきます。

温めて、同時に急いで、病院に行くことが、大事です。

わたしは、タクシーで、駆け込みました。

ドキドキしていたので、何も、考えられなかったのです。

なぜ、病院に行くかというと、まずは、痛みを止める薬が必要だからです。

うさぎさんは、痛みがあると、神経伝達物質であるアドレナリン、エピネフリンを放出し、自らの心臓を止めてしまうことが、あるそうで。

流暢に、クチから薬を、食べさせていたのでは、間に合いません。

なぜ、病院に行かなければならないか・・・それは、注射で、即効性のある痛み止めが、必要だからです。

そうでしょ?そんな即効性のある痛み止めなんてものは、家庭に常備していないからです。

うさぎさんのうっ滞のときは、脂肪肝のことより、痛みをとること!

わたしの大きな誤解は、もう一つ。

うさぎさんは、食べなくなると、脂肪肝になる、という知識でした。

うさぎの脂肪肝では、死につながるのですが、このタイムリミットとしては、12時間くらいと考えています。

しかし、生死の境というのは、2~3日、食欲が戻らないことです。

この2~3日のタイムリミットを、長いと感じるか、短いと感じるかは、人それぞれです。

わたしは、脂肪肝の進行がもっと、短いとかん違いしていたので、病院で、リミットが2~3日ときいて、そんなに大丈夫なのかと、安堵してしまいました。

だけど、これが、大きな誤解でした。

うっ滞は、すぐには、食欲が、戻らないのです。

しかも、うさぎの異変に気づいたとき、わたしがとった行動は、大間違いでした。

とにかく、肝臓を守るためにも、何か、食べさせなきゃ!と思ってしまいました。

なぜって、この日は、朝は食べたけど、直前に食べた様子が、なかったからです。

まるめた、すりりんごと、生牧草細かくして、クチに入れたのですが、モグモグしても、すぐに吐きだします。

うさぎさんは、吐かないと、言う人がいますが、一応、吐くこともできるようです。

なぜ、入っていかないか・・・。

それは、うさぎさんのうっ滞では、胃が動かないので、胃まで運べないのです。

運べない食べ物は、気管に入ってしまったり、食道のところで、引っかかったりしてしまうそうです。

ムリに食べさせると、誤えんという、飲み込みができずに、気管に入ってしまう症状を起こして、命を落とす子がいると、獣医さんから、聞きました。

恐ろしいのは、吐いたものが、気管に入って、その場で窒息死することです。

うさぎさんのうっ滞のタイムリミットとされる2~3日の本当の意味

先ほど獣医さんから聞いたあのタイムリミット・・・。

タイムリミット、2~3日というのは、実際には、短いことが、わかりました。

すぐに、食欲が戻ると感じていたのですが、痛み止めなしでは、食欲は戻りません。

痛み止めが切れると、また、うっ滞の症状が出てくるようです。

まず、覚えておかなければならない、と思ったのは、「うっ滞になったら、すぐに、腹痛をとる治療が必要」ということです。

おなかの痛みをとると、自然に、食欲もでます。

食べるのは、それからでも、いいのです。

とにかく、痛みをとって、緊張をとり、ガスを抜いていく・・・。

そうすると、胃腸が動き出して、また食べ物を入れることが、できます。

生き物は、クチから、栄養を取ることが、生きることに、つながっていきます。

難しいですよね・・・。

うさぎは、何か食べないと、死んじゃうと聞いていたのに、食べるためには、まず、腹痛を取り除かなきゃ、ならない、というのも・・・。

ですから、脂肪肝が気になっても、病院に行けば、処置をしてもらえます。

急いで、強制給餌という、ごはんをクチに流し込む処置も、病院ならできるのです。

ちなみに、人間で例えていた、群発性頭痛では、救急車で病院に運ばれることもあります。

これと同じ病気なのだから、救急で病院に行かなきゃいけない、わけですね。

うっ滞は、緊急で病院へ・・・どなたも、言われていることですが、こんなに、大変とは、思いませんでした。

わたしも、よくわかっていなかったのですが、病院に行かなくても、治るとうのは、都市伝説だと思ったほうが、いいのかもしれません。

初代のうさぎのときのように、すぐに治ったのは、うっ滞ではなかったから、なのでしょう。

初代のうさぎは、下痢もしなかったし、うっ滞や毛球症も、めったには、しませんでした。

こんな、わたしの経験不足が、今回、ヒヤリとする原因を招いてしまうなんて、思ってもいませんでした。

そうです。

わたしのコントロールがいいのではなく、単に、初代のうさぎが健康体だった、それだけのことだったのです。

そこは、自信持っちゃ、いけないところだったのです。

そうそう、病院が、ストレスになるという方もいますが、うっ滞は、救急の症状だということを、ぜひ、知っておいてください。

たぶん、うさぎ本人は、もうろうとした気絶症状なので、ストレスでもないかもね・・・。

全身から、チカラが、抜けていくのがわかったし・・・

うさぎのうっ滞の症状_カラダが冷える

後ろ足にチカラが、入りにくくなるみたいね・・・

うさぎのうっ滞の症状_チカラが入らない

うさぎさんのうっ滞の治療と経過

病院では、おなかの張りをチェックした後、痛み止め注射と、輸液(皮下注射)をしてもらいました。

輸液というのは、人間でいえば、点滴なのですが、うさぎは長いこと、点滴できません。

なので、ラクダみたいに、せなかの部分に、水風船を作ってもらって、ゆっくりと、カラダに水分を浸透させていくのです。

100ccくらいの水を、入れるので、だいたい1日くらいは、水を飲まずに済みます。

痛み止めの注射は、すぐに効いてきます。

わたしは、群発性頭痛で、痛み止めの注射を打ったことがあるのですが、15分くらいで効いてきました。

うさぎさんも、同じくらいで、効果がでるはずです。

二代目は、うっ滞になって、病院にかかり、本日2日目の通院です。

治療費ですが、1日あたり、5,000円くらい見ておけば、いいと思います。

自宅療養中の痛み止めの薬が、1週間分で、2,000円くらいです。

このくらいなら、ちょっと財布が痛いけど、病院にいって、診察してもらったほうが、いいと、思えるのではないでしょうか。

命には代えられないし、薬の効果が出ずに、入院になったら、もっと高額です。

さて、二代目のうさぎは、1日目の夜から、ペレットも食べられるし、牧草も食べてはいますが、いつもの元気は、ありません。。。

痛み止めを飲みつつ、現在、安静中です。

獣医さんのアドバイスによると、ロップイヤーの子は、うっ滞の症状を出す子が多いとのことです。

ロップちゃんは、立ち耳のうさぎさんよりも、抜ける毛が多いことも、知りました。

もちろん、ロップちゃんじゃなくても、胃腸が弱い子は、います。

人間の個体差と同じです。

胃腸が弱い子は、カラダを冷やさない、というのも、うさぎに応用できそうですね。

4月に入ると、桜が咲いたりして、温かいと、かん違いしてしまうのですが、夜は寒いんですね。

だから、どこか一面だけ、ヒーターをつけてあげたり、毛布を入れたりして、うさぎ本人が寒いと感じたときに、どうするか、選択肢を用意しておくことが、大事です。

水風船みたいに、カラダに水を注射してもらったら、ボク、足の方にきちゃったんだ・・・

うさぎのうっ滞の治療_皮下注射

せなかの皮は、足の方までつながってますからね・・・

うさぎのうっ滞の治療_痛み止め

うさぎさんのうっ滞の自宅療養で思ったこと

痛み止めの治療をしつつ、大事だなと思ったのは、食べられるものを増やすことです。

最初から、硬い牧草を食べるのは、難しいと思います。

今回、助かったのは、ネコ草です。

柔らかいし、うさぎの胃の負担にならないので、おなかの治療をしているときでも、よく食べます。

人間でも、消化器系の病気のときは、おかゆなどを食べますよね。

うさぎさんも、同じで、最初は、柔らかい物から、食べるようになります。

ネコ草は、やわらかいので、食べやすいようで、だんだんと、他の物も食べられるように、なっていきます。

病気の時ぐらいは、やわらかいものを、食べさせてみてください。

食いつきがよくなれば、こっちのもの・・・また、硬い牧草も、食べるようになっていきます。

ネコ草は、2月くらいの寒い時期から、タネをまいておくと、間に合います。

あとは、1月に実家に帰省したときでもいいので、河原などで、ヨモギを見つけてみてください。

ヨモギを根ごと、持ち帰って、プランタに植えておくと、便利です。

草が、枯れたように見えても、2月頃から、また芽をだします。

1本では、こころもとないので、5本くらい持ち帰ると、最低でも、1本くらいは残るはずです。

ヨモギの新芽は、少し手でもむと、ヨモギ独特のニオイが出ます。

どうやら、このニオイで、食欲がわくようです。

ヨモギには、胃を健康にする効果と、カラダを温める効果が期待できるんだそうです。

どうしても、野草が手に入らないときに、便利なのが、小松菜です。

小松菜は、スーパーで手に入れやすいので、春先は切らさないように、ストックしておくと、いいと思います。

簡単に手に入る、シソのニオイは、独特で、胃をすっきりさせてくれるようです。

二代目のうさぎは、最初は、シソが食べられませんでしたが、手でちぎってみたら、食べるようになりました。

シソは、今では、2枚くらいずつ、まるごと、食べています。

うさぎさんのマッサージ、効果がでました

痛み止めの効果もでて、胃の張りがなくなってきました。

2日目の通院で、獣医さんからも、だいぶ、胃の張りがとれているとのことでした。

胃の張りがとれてきたので、うさぎさんの胃を健康に整えるマッサージも、やってみました

ガスが抜けていないうちは、マッサージが、できなかったのです。

マッサージしていくと、胃も温まるようです。

最初は、背中をさすることから、初めて、だんだん慣らして、おなかをマッサージしました。

うさぎの胃を健康にする、ツボがあるようで、鼻の脇と、うさぎの足のうちもものようなところ、実際にはヒザの部分にある後三里というツボ、後ろ足の第三指を、刺激してみました(1)。

後三里は、箱すわりしているときに、見つけやすいのですが、足の曲線の骨を触りながらいくと、一部くぼんでいるところがあるので、わかりやすいです。

こういうツボってのは、見つけるまでが、難しくて、緊急の時以外にも、ボディタッチして、見つけておいた方がよかったのかなぁ。

うさぎのつぼ

マッサージすると、気持ちいいのかな?うっとりして、自分で手をペロペロしていました。

ちなみに、ガスの抜き方ですが、うさぎはおならをします。

トイレに座って、ス~ッという、音を出していました。

胃腸にたまったガスは、カラダに吸収されるだけでなく、おならでも、出ていくと思います。

初代のうさぎは、しっぽを持ち上げて、寝たまま、お尻の穴を開いて、ス~ッと、おならしていました。

うさぎのおならを聞いたことは、一生の宝物です。

おなら・・・

うさぎのうっ滞

ぷぅ・・・

うさぎの胃腸症状

うさぎさんの健康食品を試したら、効果がでました

うんちに毛が出てこないので、少し、心配になって、ヘアボールリリーフと、ヘアボールコントロールという商品を買ってきました。

ヘアーボールリリーフ 50g:参考価格: ¥880

ヘアボールリリーフは、硬めの牧草に塗って、食べさせてみたところ、毛が、少し出てきました。

胃腸が動いて、効果が、あったのではないか、と思います。

うっ滞_ヘアボールリリーフ

ヘアボールリリーフは、歯磨き粉のようなペーストです。

牧草に、直接塗って、クチの前に持っていくと、牧草ごと食べてくれるので、助かります。

うさぎと暮らす編集部が作った、「うさぎの医学&おすすめ動物病院ガイド」という本を、持っています。

うっ滞の部分は、食滞として、取り上げられています。

実は、中古で買ったものなのですが、前のオーナーさんが、すごく勉強熱心だったようで、たくさん、線を引っ張ってあります。

知識不足のわたしには、ありがたいマーキングです。

この本によると、毛玉を除去するためには、ワセリンなどが主成分のペースト状の薬を飲ませて、毛をほぐして、流れやすくする、と書いてあるので、ヘアボールリリーフは、それなりに、効果がでそうな、気がします。

ワセリンは、化粧品や人間の塗り薬などの一部に利用されている、ベタベタ状のゲルです。

カラダへの吸収は、ほとんどないので、毛とともに、カラダの外に出ていくと、思います。

ちなみに、このヘアボールリリーフという商品ですが、最初は、すごく警戒していました。

だんだん、慣れていくうちに、おいしいのか、飛びついて、食べるようになりました。

毛の抜ける時期には、常備して、おまじないみたいに、食べさせるようにしようかな。

ペレットは、うさぎのきわみと、ナチュラルファイバーを食べています。

うさぎのきわみは、前に去勢手術をしたときに、唯一、食べてくれたペレットです。

うさぎのきわみ:参考価格: ¥ 1,944

体力がなくなっても、食べられそうだな、と思っています。

ナチュラルファイバーは、味が薄いので、好んで食べるほうではなく、一番最後に残って、仕方ないな~みたいに食べています。

ナチュラルファイバー 500g:参考価格: ¥ 1,690

体力もなくなっているので、うさぎの極みを、ヘアボールコントロールに置き換えることにしました。

ヘアボールコントロールは、小さいつぶで、食べやすいようです。

【ヘアボール対策】 500g:参考価格: ¥ 780

ヘアボールは、高カロリーなので、せっかく、ダイエット中だったけど、仕方がない・・・。

食べてもらうことにしました。

うっ滞_ヘアボールコントロール

パッケージにもあるように、油分があると、滑りが良くなって、排泄がうまくいくのかも、しれません。

初代の子は、ごまをよく食べていましたが、滑りがよくなるのか、うんちに、輝きがありました。

二代目は、ごまを食べないので、少しの間、このヘアボールコントロールを、採用します。

二代目が食べられるものを、もう一つ発見しました!

Oxbowの健康食品で、緑色の袋、ナチュラルサイエンス消化というシリーズです。

調子が悪くなる前に、半分くらいの大きさに割って、食べさせたら、よく食べました。

このままでも、もちろん、食べることはできますので、硬くて、割れない方は、このまま食べさせてみてください。

うっ滞予防用の健康食品

Oxbowのナチュラルサイエンス消化という商品は、すごいニオイで、カレーみたいなスパイスのニオイが強いのですが、どうも、そのニオイこそ、食欲の促進に役立っているようです。

胃が張ってきたときや、うんちの調子がおかしくなって、トイレをゴトゴト動かしているうちに、食べさせています。

早い段階で、予防のつもりで食べさせると、かなりの頻度で、よくなっています。

また(わがままにより)、健康的なペレットの食いつきが、悪くなってきているので、このナチュラルサイエンス消化を1個、袋に入れています。

うっ滞予防用消化を混ぜる

ニオイ移りがするようで、ナチュラルファイバーや、オリミツの商品などの健康的なペレットを、残さないようになっています。

うっ滞予防用の健康食品を混ぜる

Oxbowの消化のサンプルがもらえるようであれば、一度、試してみてください。


OXBOW ナチュラルサイエンス 消化

雑誌によると、よもぎ、シソは、カラダをあったためる草のようです(3)。

反対に、小松菜、バナナ、リンゴは、カラダを冷やす食べ物のようなので、食べさせる量で調整したいと思います(3)。

最初は、食欲が戻らないといけないので、小松菜が多くなってしまいました。

胃を健康にする野草は、タンポポオオバコクローバーです。

よく考えてみたら、どれも、春先に芽吹いてくる野草ですよね。

うっ滞_予防

野生の動物たちは、こうやって、春先に胃の健康を整えていくのかもしれません。

野草が、いいか悪いかは、わかりません。

わたしは、うちのうさぎには、野草を食べさせる方針なので、食べさせています。

このあたりは、その家の方針だと、割り切りたいところです。

うっ滞になって、2日目の夜、うさぎ自身が、牧草中心で、野菜を好んで食べていますので、うんちは、かなり大きくなりました。

少しでも、参考になれば、幸いです。

    自宅療養中に、以下の買い物と野草などを試しました。

    1.ヘアボールリリーフ
    2.ヘアボールコントロール
    3.タンポポ
    4.オオバコ
    5.クローバー(マメ科なのでガスが出やすい、2本くらいをお試しで)
    6.ヨモギの葉
    7.ネコ草
    8.シソ
    9.小松菜

    うっ滞で大切だと思ったこと

    1.春先は、体調管理が難しい
    2.春先は、冷えに注意。温かい部屋にしておく。
    3.抜け毛のケアは厳重にする。
    4.2月くらいから、ネコ草のタネをまく
    5.3月くらいから、小松菜をストックしておく
    6.できれば、ヨモギを、プランタに植えておく
    6.春先は、便の状態を常にウォッチする
    7.せなかをさすって、マッサージする

参考資料
    (1)新うさぎと暮らす式 マッサージ大辞典 おくだひろこ著、2008.
    (2)うさぎの医療&おすすめ動物病院ガイド、うさぎと暮らす編集部編、2008.
    (3)うさぎと暮らす No.47、2013.
    (4)新版 よくわかるウサギの健康と病気: かかりやすい病気を中心に症状、経過、治療、ホームケアまで。一家に一冊!曽我玲子 監修・大野瑞絵著、誠文堂新光社、2018.

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