うさぎさんの病気、予防、治療

うさぎさんの健康診断・予防

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新しい情報が見つかったりして、加筆する場合があります。

うさぎさんに、してあげられること

わたしたち飼い主ができることは、予防、それと病院の選定、治療後のケアです。

そして、動物病院でできることは、検査をして、治療方針を決め、治療すること。

うさぎさんの病気は、治療できるものから、治療できないものまで、すごくたくさんあります。

うさぎさんが病気になると、飼い主さんは、とても困惑するのです。

とても冷静な人でも、うろたえて、ココロが乱れて、時には、病院側の言っていることが分からなくなったりすることもあります。

どんな病気があるのかを知っておけば、もしも!のときに、慌てないかもしれません。

このサイトに載ってたな・・・だけでも、覚えておいてもらえば、いいです。

病気をきっかけに、わたしがわかったことは、いい意味でも悪い意味でも、うさぎさんと同調してしまう、ということ。

飼い主の気持ちは、うさぎさんに伝わります

悲観的になりすぎず、できるだけ、自然体の自分を保つ努力が必要です。

難しい選択もあります。

うさぎさんも、人間も、結局は「生き物」なので、どこかに不調がでるのは、当たり前だと思うことも必要です。

うさぎさんが元気な時には、知りたくない情報だって、たくさんあります。

ムダに怖がらせるために、まとめたのでは、ありません。

もしも!のときは、やることがたくさんあった。

そのために、このページは、まとめておいただけです。

急いでいるときは、[Ctrl] と[F]を同時に押し、単語を入力して、検索
全部読むのは、時間のムダです。

そして、治療方針を決めるとき、介護の方法を決めるとき、心配なことを解決するときに、何かのお役に立てれば、幸いです。

飼い主さんは、人間の病気の情報なら、たくさんご存じでしょう。

だから、名前やイメージだけでも、頭の中にあればよし!と思ってくれればいいです。

うさぎさんの病気:3大疾病

うさぎさんの病気、3大疾病は、よく知られていますが、次の3つです。

3大疾病
・毛球症・うっ滞(RGIS)・食滞
・不正咬合
・斜頸(しゃけい)

【毛球症・うっ滞・食滞】

ちなみに、2018年4月現在で、うっ滞は、「RGIS※」と呼ぶそうです。
※RGIS=Rabbit Gastrointestinal Syndrome
※キケンな状態!と認識をぜひ持つこと・・・。

状態:
・季節変化などで、消化器の動きが悪くなった状態
・食道で、食べ物が使えている状態
・食べた毛が胃に詰まった状態か、腸に食べ物のカスが詰まった状態
・うさぎさんは、胃の入り口が狭いので、命取りになる。
・腸まで押し流して、排泄させる
・体力があれば、外科手術も選択肢ですが、難しいです。

予防:
・じゅうたんなどの異物を食べさせない。

・水切らさない、運動させる

・夜の気温の低下に気をつけて、ヒーターをつける
・元気な時に運動でさせ腸を動かして予防する、毛づくろいで飲み込んだ抜け毛を排出しやすくする。
・水分、パイナップルやパパイヤなどで、たんぱく分解を促す、乳酸菌など。
・ワセリン用のラビット・ヘアボールリリーフで、排泄を促す
・ビオフェルミン(人間用)を利用する人もいる
・マッサージ

症状:
・後ろ足にチカラが入らない
・うんちがでない
・失禁(痛みのため)
・縮こまるか、ダランとする
・落ち着きなく寝たり起きたりする
・食欲なし
・うんちが、いびつで小さい
・つながりうんち:毛球症予防のためのページ
・元気がない
・胃が張る、胃が固い(→毛球症、ガスがたまった?)
・盲腸がある方だけ、張っている(→毛球症、うっ滞、ガスがたまった?)
・おなかの音がする(→ガスがたまった?)

病院での検査:
・触診=胃の張りをチェック
・お腹の音のチェック
・横腹が、妙な動きをしているので、観察する
・レントゲン(胃なのか、腸なのかを明らかにすることも)

病院での治療:
胃に詰まったのか、腸に詰まったのかで、治療が異なることが注意点!
・ジュースで溶かしながらマッサージ
・毛玉の外のたんぱく質を溶かす薬の投与
・消化促進剤の投与
・胃腸を動かす薬の投与
・病院で輸液
・重度のものは外科手術
・鼻カテーテルによる吸引
痛み止めの処方
・ガスの除去の薬を処方(腸の場合)

緊急時のポイント:
・痛みで、心臓が止まるときがある
・人間でいうと、実は救急車を呼ぶレベル
・何時間も、うんちが出ていないときは、動物病院に駆け込む
・まだ動ける状態なら、わき腹近くをマッサージすると自律神経が安定して、排泄できるようになることもある。
・背中のマッサージで、自律神経を安定させる
・とにかく、腸を動かす必要があるので、マッサージや、水分の多い食べ物を見せてみる。
・ハーブなど、ニオイの強いものをうさぎさんのクチの付近で、振って、食べるきっかけを作る
・普段から、乳酸菌を食べさせて、うんちがスルッと出るような体質にする。
・糞がいびつだったり、普段から、胃腸障害がある体質なら、オリーブオイルなどを食べさせ、うんちがスルッと出るような体質にすることもよい。
・食欲がでないときは、すぐに病院に行く。

治るの?
・きっと治ります!生活習慣を再確認するきっかけだと思って!!

・食欲が出始めるように、ネコ草や小松菜などの柔らかい物をあげてください。
・キャベツより、小松菜がいいといわれています。

わたしたちが、できること:
・うっ滞防止対策
・うんちの状態をチェック
・食べられるハーブ、ネコ草を用意
・小松菜の常備
・うさぎさんを安心させる看病
・食欲がでるような食材の調達

【不正咬合】

状態:切歯(前歯)の咬み合わせが悪い。臼歯(奥歯)の根っこがのびて、顔面を内側から傷つけている。

予防:
・臼歯(奥歯)は、牧草を食べさせて、適度にすり減らす
・切歯(前歯)は、硬すぎるものを咬ませない
・歯の根を傷ませないケア
※前歯は、遺伝の可能性もある

症状:
・食欲なし
・前歯の伸びすぎ
・白い膿のような涙が出る
・皮膚を傷つけ時間が経つと、下顎腫瘍、根尖腫瘍(歯根潰瘍)になる

病院での検査:
・耳鏡を使って目視
・切歯(前歯)は目視
・臼歯(奥歯)は、短い時間の麻酔が必要
・レントゲン

病院での治療:
・歯の切断
・歯を削る
・重度の場合は、抜歯
・根尖腫瘍の場合は外科手術
・抗生剤の埋め込み手術

緊急時のポイント:
・重度になる前に病院に行く

治るの?
症状の緩和が、できます!人間の歯科治療のようなもの、と思って、症状に付き合っていきましょう!

わたしたちが、できること:
・人間でも歯医者さんに行くのと同じと思って
・歯にもよくて、うさぎさんが負担にならない食材探し
・日常的な歯のチェック

【斜頸(しゃけい)・エンセファリトゾーン症】

状態:エンセファリトゾーンという原虫に感染。多くは無症状ですが、免疫の低下、ストレスや高齢などで、カラダが傾くなど神経の症状がある。

予防:
・母うさぎからの胎盤感染なので、予防が難しい
・感染している場合は、他のうさぎとの接触を控える
・ケージをよく洗う
・マッサージなどを活用
・ストレスの軽減をこころがける

症状:
・斜頸
・カラダの平行がとれない
・ふるえ
・眼振
・けいれん
・運動できない

病院での検査:
・免疫検査(感染しているかの検査)

病院での治療:
・原虫を駆虫する薬
・継続した薬の投与
・胃腸の運動機能促進剤を投与
・輸液
・強制給餌
・目薬(眼球の保護)
てんかんの場合は、抗てんかん薬の投与

緊急時のポイント:
・介護で、症状が減ることもあります。
・マッサージなどで、ちゃんと歩けるようになることもあるので、サポートをお願いします。

治るの?
症状が出なくなることはあります!最初はショックだけど、できること探しと思って!

わたしたちが、できること:
・二人三脚で、うさぎさんのできること探し
・食欲のでるメニューの独自開発もできる!
・たくさんのふれあい、話す時間を!

エンセファリトゾーン症の記事は、時間があるときにでも、参考になればと思います。
記事:斜頸と眼振、エンセファリトゾーン症の感染率

うさぎさんの病気:感染症

感染症は、症状だけでは、原因を特定できません。

まずは、症状を緩和させながら、原因を特定してようやく、治療方針が決まります。

わたしたち、飼い主側は、考えられる要因を病院側に伝えます。

※飼育環境などのメモがあると役立ちます。

治るの?
お薬が必要になります。免疫をつけたり、カラダの状態をよくするには、どうしたらいいか、考えるきっかけだと思って。

わたしたちが、できること:
・うさぎさんの健康づくりサポート
・食欲がでるような食材の調達

1.寄生虫・カビ

【肝コクシジウム症】

状態:子うさぎは死亡率が高い。大人うさぎは、無症状が多い。

予防:
・ケージの清潔
・ケージの洗浄と消毒

症状:
・食欲なし
・体重減少
・子うさぎは体重が増えない
・腹部の膨らみ
・肝機能の低下

病院での検査:
・血液検査

病院での治療:
・抗生剤(サルファ剤)を投与


【腸コクシジウム症】

状態:
・寄生虫の種類によって症状がない~重度な下痢まである。

予防:
・ケージの洗浄と消毒

症状:
・子うさぎは、体重が増えない
・子うさぎの下痢、脱水
・大人うさぎは、無症状が多い

病院での検査:
・検便
・血液検査

病院での治療:
・抗生剤(サルファ剤)を投与


【エンセファリトゾーン症】

斜頸(しゃけい)・エンセファリトゾーン症を参照


【ぎょう虫症・蟯虫症】

状態:うんちに、しらすのような虫がでる。他は、無症状。子うさぎは、体重が増えないこともある。

予防:
・うんちを観察

症状:
・うんちに、しらすのような虫がでてくる

病院での検査:
・検便

病院での治療:
・虫下しを7日間、うさ飼いさんが、飲ませることになります


【トキソプラズマ症】

予防:
・飼い主がよく手洗いをして予防
・野草をよく洗う
・手をよく洗う
・ネコとの距離は、必ず保つ

状態:ネコの糞便中から感染しますが、症状が出ない場合が多いです。野草を食べさせたいときには、よく洗ってください。

症状:
・多くの場合は症状がでません
・免疫が弱くなると、症状がでる
・元気がない
・食欲なし
・発熱

病院での検査:
・免疫検査(感染しているかの検査)

2.感染症(細菌)

【感染性下痢、腸炎】

状態:細菌による感染して下痢を引き起こす。または、ストレスなどで免疫系が崩れている

予防:・清潔な環境にする

症状:
・離乳前は下痢で死亡する
・元気の喪失
・水溶性の下痢
・発熱

病院での検査:
・検便
・菌の培養

病院での治療:
・輸液
・強制給餌
・抗生剤の投与
・ストレスの緩和

緊急時のポイント:
・脱水をやわらげてから、病院に行きます。


【関節炎】

状態:感染した細菌が、関節部分に影響して、炎症が出ている。

予防:
・運動などで、ストレスを軽減させる生活
・ケガをしないような工夫

症状:
・関節がはれ、熱を持つ
・関節の腫れ
・歩きにくそうにする
・食欲なし
・カラダの衰弱

病院での検査:
・検便
・菌の培養

病院での治療:
・抗生剤の投与
・関節炎の栄養補助
・外科手術

緊急時のポイント:
・脱水をやわらげてから、病院に行きます。


【ティザー病】

状態:免疫が弱くなって、体内の菌による感染症の症状が出ている状態。

予防:
・子うさぎ時代の感染を予防
・温度管理する
・ストレスをためない
・過密飼育しない
・食器を清潔にする

症状:
・肝臓や心筋が弱るが、症状がない場合が多い
・毛並みが乱れる
・元気がない
・食欲なし
・急な下痢

病院での検査:
・問診
・触診
・細菌の培養

病院での治療:
・輸液
・抗生剤の投与


【陽性毒血症候群(クロストリジウム症)/腸毒素血症】

状態:腸内の菌のバランスが崩れて、悪玉菌が優位になって下痢などが起こっている。

予防:
・腸内細菌のバランスを維持する食事(繊維質が多い食事)
・乳酸菌などの健康食品の活用
・でんぷん質が少ない食事(サツマイモや麦は少なめで)
・カラダの免疫を保つ生活
・運動させて、ストレスを発散
・急にペレットを変更しない
・急性鼓脹症は、死亡の危険がある

症状:
・腸内にクロストリジウム属の菌の割合が増える
・下痢
・脱水
・腹痛
・おならが多い
・おなかがゴロゴロする
・うずくまる
・食欲なし

病院での検査:
・問診
・触診
・レントゲン

病院での治療:
・輸液
・抗生剤の投与
・消化促進剤の投与
・発酵などで、腸にたまったガスの除去

緊急時のポイント:


【粘液性腸疾患】

状態:盲腸で、粘土のように、うんちが固まってしまう。

予防:
・ストレスを減らす
・繊維質を適度にする
・急にペレットを変更しない
・でんぷんを控える

症状:
・うずくまる
・腹部が腫れる
・歯ぎしり
・便秘
・低体温
・食欲なし
・たくさんの飲水

病院での検査:
・レントゲン

病院での治療:
・病院での対症療法

緊急時のポイント:
・非常に死亡率が高い危険な状態。
・マッサージだけでは対応できないので、病院に急いでください。


【パスツレラ感染症・スナッフル・鼻炎(肺炎)・鼻涙管のつまり、鼻涙管の閉塞】

状態:細菌が感染した後、ストレスなどで免疫が低下して鼻炎の症状が出る
※パスツレラ菌のほかに、黄色ブドウ球菌が感染して、鼻炎の症状がでる

予防:
・適切な栄養をとる
・ストレスを減らす
・運動
・再発防止につとめる

症状:
・白か黄色の鼻水がでる
・前足が黄色い(鼻水がついた)
・ズーズー音のする呼吸
・耳の異常
・鼻水で呼吸が苦しい
・斜頸
・眼振
・髄膜炎
・上気道感染症

病院での検査:
・鼻のぬぐい液の検査

病院での治療:
・抗生剤の投与
・髄膜炎の治療
・薬をネブライザー、ネブライジングで吸入させる


【黄色ブドウ球菌感染症】

状態:細菌が感染する場所に炎症を起こす。皮膚炎や乳腺炎、下あごの膿瘍(のうよう)のほかに、鼻炎や肺炎にもなる。

鼻炎の症状は、パスツレラ感染症・スナッフル・鼻炎を参照

予防:

・人の手洗い

症状:
・乳腺の炎症
・呼吸が苦しい
・皮膚の炎症

病院での検査:
・触診など

病院での治療:
・抗生剤の投与

緊急時のポイント:
・特に、女の子の乳腺が赤くふくらんだ場合は、早めに病院に行く(乳腺がん/乳がん/乳ガン/乳癌を疑う)


【野兎病】

状態:マダニの吸血で、野生のうさぎに見られた病気です。また、人間に感染すると深刻です。

予防:
・人間は、よく手洗い
・特にうさんぽ後は、体調の変化などをよく観察する

3.感染症(カビ・化学物質)

【ウサギ梅毒(トレポネーマ)】

状態:交尾で感染するか、母うさぎから感染し、耳や鼻、口に潰瘍やかさぶたができる

予防:
・感染していないか免疫の検査をしたうさぎさんを繁殖する

症状:
・生殖器の周りの水膨れ
・耳、鼻、口に潰瘍やかさぶたができる
・不妊症
・流産

病院での検査:
・免疫検査(感染しているかの検査)

病院での治療:
・抗生剤(ベンザチンペニシリン)の投与

緊急時のポイント:
・症状は重く見えますが、投薬で治る病気です。
・人間に感染しないように、手洗いなどを十分にしてください。


化学物質

【抗生剤による病気】

状態:抗生剤・抗生物質で、うさぎの命ともいえる「細菌もう」が崩れた状態になる。

予防:
・抗生剤を投与するときは、乳酸菌と一緒に使う

症状:
・下痢
・食欲なし

病院での検査:
・病歴の確認
・利用した投薬の確認

病院での治療:
・乳酸菌を食べさせる

緊急時のポイント:
・ウサギ専門医のいる病院にセカンドオピニオンを求める必要がある

【中毒】

状態:重金属や殺虫剤などの誤飲で、よだれが出たり、ふらつく。

予防:
・誤飲につながるものを置かない
・うさぎの手の届かないところに置く

症状:
・よだれが出る
・食欲なし
・意識がもうろうとする

病院での検査:
・問診など

病院での治療:
・化学物質の中和剤などを投与
・栄養剤の投与

緊急時のポイント:
・誤飲したものを持って、病院に行く

うさぎさんの病気:女の子の特有の病気

治るの?
手術が必要です。生き物とは・・・?を深く知るきっかけになると思います。

わたしたちが、できること:
・予防か、治療かの決断
・手術後の冷え対策

【妊娠中毒症】

状態:ホルモンバランスが崩れて、食欲なしに。偽妊娠でも同じような症状が起こる。

予防:
・女の子の太り過ぎ、もしくは痩せすぎないような食事管理
・部屋の温度の管理

症状:
・尿が透明(pHが酸性になる)
・食欲なし
・元気がない
・アセトン(除光液)のような体臭
・流産
・ふるえ

病院での検査:
・尿検査
・エコー検査
・問診

病院での治療:
・強制給餌

【子宮腺がん】

状態:子宮のガンです。血尿や血液が混じった分泌物がおしり周りにでます。

予防:
・避妊手術の選択
・毎回、尿をチェックする
・乳腺のはれをチェック

症状:
・血尿
・膣から血液が混じった分泌物がでる
・乳腺の腫れ
・乳頭が赤い
・下腹部だけぽっこりする
・食欲なし
・死産
・流産

病院での検査:
・レントゲン

病院での治療:
・外科手術

緊急時のポイント:
血尿が出たら、病院で手術をする覚悟で。

回避の方法として、避妊手術を選択する方法です。
当時、自分のことよりも、悩みました。悩みすぎて、記事が2つもあります。

2つセットなので、時間があるときに参考になさってください。

1.うさぎさんの避妊手術の悩みについての記事_1:子宮腺がん(子宮がん)の発生率のデータの高さと、肺転移の恐怖は本当か?

2.避妊手術の悩み_2:全身麻酔のリスクと病気ではないカラダを傷つけるのは正しいのか?

【子宮内膜症、子宮蓄膿症】

状態:細菌が生殖器に感染して、膣から分泌物がでる。

予防:
・避妊手術の選択
・毎回、尿をチェックする
・乳腺のはれをチェック
・飼い主の手洗い
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・血尿
・膣から血液が混じった分泌物がでる
・膣から膿のような分泌物がでる
・下腹部だけぽっこりする
・食欲なし
・元気がない

病院での検査:
・レントゲン
・触診

病院での治療:
・外科手術

緊急時のポイント:
子宮内膜症・子宮蓄膿症の診断は、病院で手術をする覚悟で。

【乳腺炎/乳炎(乳頭炎・のう胞性乳腺炎、乳腺がんを含む)】

状態:乳腺のしこり、乳房が赤くはれるか、乳頭が赤くはれる

予防:
・避妊手術の選択
※避妊手術や外科手術をすると、女性ホルモンの影響による炎症が減りる
・飼い主の手洗い
・普段から、おっぱいの周りを観察してください。
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・おっぱいが熱を持つ
・おっぱいが青くなる
・おっぱいの周りが、ずっとはれている
・乳房や乳頭が赤くはれている
・赤ちゃんへの授乳をしない
・水をたくさん飲む(平均は、120 ml/kg/dayですが、子うさぎは、多く飲むことも。たくさん飲んだら、その分、排尿されたのかを確認することです。個体差が大きいので、いつもの量との比較を。)
=1日に飲む水は、平均:体重1kgの子で120 cc以上、2kgの子で240 cc。

・乳汁に血が混じるか、乳汁が黒い

病院での検査:
・菌の培養
・触診

病院での治療:
・抗生剤の投与
・外科手術
・避妊手術

緊急時のポイント:
・乳腺の腫れは、子宮腺がんも視野にいれて、外科手術になることもあります。
・一時的な腫れなどは、細菌感染やホルモンの影響の場合があるので、病院で判断してもらいます。

うさぎさんの病気:男の子の特有の病気

治るの?
手術が必要です。生き物とは・・・?を深く知るきっかけになると思います。

わたしたちが、できること:
・予防か、治療かの決断

【精巣がん・睾丸腫瘍/精巣上皮ガン/精巣癌/精巣ガン】

状態:精巣のガンです。精巣が肥大化して、痛みを伴い、歩けなくなることがある。

予防:
・去勢手術
・精巣の腫れをチェック

症状:
・精巣が肥大化
・精巣が大きくなり、歩きにくい
・ズキズキする痛みがあるため、まぶしそうな顔をする
・元気がない
・足ダンできない
・発熱
・食欲なし

病院での検査:
・触診

病院での治療:
・去勢手術
・外科手術

【精巣炎/睾丸炎】

状態:細菌が生殖器に感染して、睾丸が腫れる。

予防:
・去勢手術の選択
・飼い主の手洗い
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・発熱
・食欲なし
・歩きにくそうにする
・精巣の腫れ(睾丸の腫れ)

病院での検査:
・触診

病院での治療:
・去勢手術(外科手術)

【停留精巣】

状態:生後4ヶ月以降の男の子が、精巣(タマタマ)が両方、または片方ない。
※精巣がん予防のため、去勢手術をすることになります。

予防:
・特になし

症状:
・生後4ヶ月以降の男の子が、精巣(タマタマ)が両方、または片方ない

病院での検査:
・触診
・問診

病院での治療:
・雌雄鑑別
・外科手術
・去勢手術

うさぎさんの病気:胃腸など消化器系の病気

治るの?
治療で治る病気が多いですが、うさぎさんが長生きできるにつれ、治療が難しい病気になることも多くなりました。

わたしたちが、できること:
・消化器の不調防止対策
・うさぎさんを安心させる看病
・食欲がでるような食材の調達

【毛球症・うっ滞・食滞】

ちなみに、2018年4月現在で、うっ滞を「RGIS※」と呼ぶそうです。
※RGIS=Rabbit Gastrointestinal Syndrome

毛球症・うっ滞・食滞を参照

ちなみに、2018年4月現在で、うっ滞を「RGIS※」と呼ぶそうです。
※RGIS=Rabbit Gastrointestinal Syndrome

【感染性下痢、腸炎】

感染性下痢、腸炎を参照

【粘液性腸疾患】

粘液性腸疾患を参照

【腸閉塞・腸閉そく(イレウス)・腹腔腫瘤】

状態:腸に異物や消化物が残っている状態。水分が足りないときや、腸の不調で起こる。

予防:
・抜け毛ケア
・壁紙、じゅうたんなどの異物を食べさせない。
・毛球症予防
・元気な時に運動でさせ腸を動かして予防する、毛づくろいで飲み込んだ抜け毛を排出しやすくする。
・水分、乳酸菌などの活用。
・ビオフェルミン(人間用)を利用する人もいる
・マッサージ

症状:
・縮こまる
・落ち着きなく寝たり起きたりする
・食欲なし
・うんちが、いびつで小さい
・ガスがたまる
・元気がない
・おなかが張る、おなかが固い

病院での検査:
・触診
・レントゲン
・超音波検査

病院での治療:
・病院で輸液
・胃腸を動かす薬の投与
・消化促進剤の投与
・発酵などで、腸にたまったガスの除去
・重度のものは外科手術
・腹腔腫瘤は、外科手術

毛球症予防のページ

【アカラシア】

状態:食道と胃の入り口あたりにある筋肉の動きが悪い

予防:できない

症状:
・嘔吐
・吐く
・吐出
・食欲不振
・食べても、ずっとモゴモゴとクチを動かし続けている

病院での検査:
・レントゲン
・嘔吐物・吐出物の調査
・嘔吐を繰り返すようなら、ムービーを持参

病院での治療:
・根本的な治療方法がない?→鼻カテーテルはどうか?
・食道の圧力を下げる投薬?
・疼痛目的の投薬か?

調べてもわからないこと:
胃まで入ったら、嘔吐物が酸性になるはずだから、食道までで、戻って、吐いているのか?
だとすると、胃の入り口ががん化して、狭くなるような状況にあるか、食道の動きが悪いか?
食道の動きが悪いのなら、脳か?子ども時代には発生していないので、先天性異常ではないと思うけど・・・。
人間の治療には、バルーン療法があるが、うさぎでは使えないかも。

論文情報:吐出したうさぎさんから、Ezを検出したとの論文(1)がある。

うさぎさんの病気:膵臓/すい臓など内分泌内科の病気

治るの?
わからないことだらけです。緩和ケアとの両立です。気長に病気に付き合っていく気持ちが大事です。

わたしたちが、できること:
・食事のメニューを考え直す
・うさぎさんを安心させる看病
・症状の緩和の知恵をつける

【糖尿病】

状態:人間の糖尿病のメカニズムとは違うと考えられていますが、水をたくさん飲む症状がでる。
※すい臓に関係する病気は、不明なことが多い。

予防:
・太り過ぎを予防し、食事メニューを見直します。

症状:
・足のマヒ
・水をたくさん飲む(平均は、120 ml/kg/dayですが、子うさぎは、多く飲むことも。たくさん飲んだら、その分、排尿されたのかを確認することです。個体差が大きいので、いつもの量との比較を。)
=1日に飲む水は、平均:体重1kgの子で120 cc以上、2kgの子で240 cc。
・昏睡

病院での検査:
・体重のチェック
・血液検査

【すい炎/膵炎】

状態:血液検査でリパーゼが上昇していることが多い。※すい臓に関係する病気は、不明なことが多いです。

予防:
・太り過ぎを予防し、食事メニューを見直してみます。
・消化が良くなるように、普段から運動をさせてみます。

【すい臓がん/すい臓ガン/すい臓癌/膵臓がん/膵臓ガン/膵臓癌】

すい臓がんを参照

うさぎさんの病気:肝臓など循環器系の病気

治るの?
緩和ケアとの両立です。気長に病気に付き合っていくことになります。

わたしたちが、できること:
・うさぎさんを安心させる看病
・食欲がでるような食材の調達

【肝コクシジウム症】

肝コクシジウム症を参照

【ティザー病】

ティザー病を参照

【脂肪肝】

状態:絶食状態が24時間以上続くと、急性の脂肪肝になる。また、肥満のうさぎさんがなる。

予防:
・24時間以上、何も食べない状態を避ける。
・強制給餌が必要
・特に高齢の女の子は注意したい!

症状:
・食べない
・肥満

病院での検査:
・血液検査
・触診
・問診

病院での治療:
・強制給餌
・他の病気の治療

緊急時のポイント:
とにかく食べない状態がキケンです。最期を迎えるとき以外は、強制給餌が必要です。

【肝不全】

肝不全を参照

うさぎさんの病気:耳の病気

治るの?
治療が必要です。ヒトが耳鼻科に行くのと同じと思って、症状に向き合います。

わたしたちが、できること:
・お掃除などで、快適空間をつくる
・気長に向き合う気持ちの余裕を作る
・負担にならない生活習慣の工夫探し

【外耳炎】

状態:
外耳炎は、耳の内側で、肉眼でも見やすい位置に、かさぶたなどができる。主な原因は耳ダニで、他にカビなどが原因で起こる。

耳ダニ症を参照

【中耳炎】

状態:外耳炎や鼻炎をそのままにしていると、耳の内側に症状が広がり、鼓膜あたりに炎症がひろがる。

予防:
・耳のにおいをチェック
・外耳炎や鼻炎が軽度なうちに治療
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・耳をふる
・耳がかゆい
・ふらつく
・耳からうみがでる
・耳からにおいがする

病院での検査:
・レントゲン
・細菌の培養

病院での治療:
・抗生剤の投与
・耳の洗浄

【内耳炎】

状態:三半規管などがある脳に近い耳に細菌が感染し、脳炎や髄膜炎につながる可能性もある。

予防:
・耳のにおいをチェック
・外耳炎や鼻炎が軽度なうちに治療
・歯のチェック
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・眼振
・ふるえ
・斜頸

病院での検査:
・レントゲン

病院での治療:
・抗生剤の投与
・外科手術

【耳ダニ症】

状態:ダニが耳の中に入って皮膚炎をおこし、かさぶたができる。

予防:
・うさんぽから帰ったら観察
・耳ダニ治療中のうさぎさんとの接触をさける

症状:
・耳垢が褐色か黒い色
・頭をしきりにふる
・ずっと耳がかゆい
・耳がにおう
・耳から膿がでる
・耳を触られるのをいやがる

病院での検査:
・問診
・触診
・耳を詳しく検査する

病院での治療:
・耳に薬を定期的に塗ります(イベルメクチン)

緊急時のポイント:
・ダニが増える夏場は特に注意しておきます

うさぎさんの病気:皮膚の病気

【慢性皮膚炎・湿性皮膚炎】

状態:細菌が皮膚に感染して、じくじくする。また皮膚にかさぶたができる。

予防:
・水を飲んだ後の毛の濡れに注意(女の子はマフ(肉誰)の下に特に注意)
・足の裏が汚れていないかチェック
・涙で濡れた状態を放置せず、乾いたものでぬぐう
・尿やけをケア
・太り過ぎを予防
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・脱毛
・皮膚のただれ
・皮膚の分泌物
・潰瘍
・毛がからまる
・皮膚がかゆい

病院での検査:
・触診

病院での治療:
・皮膚の洗浄と乾燥
・抗生剤の投与
・ノミが原因なら駆虫剤

緊急時のポイント:
カラダが濡れたら、ふいてなるべく早く乾燥させます。


【皮膚糸状菌症】

状態:白癬(はくせん)という水虫の原因のカビで、免疫が弱まると頭などにふけがでる。

予防:
・掃除機で人間の生活空間などの部屋を掃除
・運動などでストレスを発散

症状:
・頭にふけ
・顔まわりの脱毛

病院での検査:
・問診

病院での治療:
・毛ぞりしてから、抗生剤(グリセオフルピンなど)の塗り薬

緊急時のポイント:
・人間にも感染しますので、よく掃除します。


【脱毛症】

状態:いろいろな原因で、毛が少なくなる。精神的な理由の場合があることを忘れずに。
※ダニが原因の場合は、ツメダニ症を参照
※カビが原因の場合は、皮膚糸状菌症を参照

予防:
・いじめがないか、確認(同居人や家族など)
・原因がグルーミングなら、ゴム製のブラシは、控えめにする
・遺伝的に毛が少ない場合は、気にしない
・偽妊娠は、落ち着けばもとにもどるが、血尿に注意する
・原因不明なら、運動などでストレスを減らす

症状:
・毛が少ない場所がある

病院での検査:
・問診


【ソアホック】

状態:後ろ足の裏にタコができる。歩きにくいので、ストレスがかかり、免疫が弱くなる。

予防:
・遺伝的に毛が薄いときは、やわらかい床じきを使う。
・太らせすぎないようにし、足裏を守る。

症状:
・後ろ足の裏にタコ
・後ろ足の脱毛
・足からの出血
・足に潰瘍

病院での検査:
・触診
・問診

病院での治療:
・洗浄、消毒、乾燥
・抗生剤の投与

緊急時のポイント:
・生活環境を変える必要があると、認識しておいてください。
・ダイエットなどが必要な場合があります


【開張足、開張肢】

状態:前足、後足、片側、もしくは両方が、開き気味になっていて、バランスが取れない。

予防:
・遺伝的な要因の場合は、テーピンクで矯正。
・フローリングなど、すべりやすい床を避ける
・すべらないように、敷物をしいておく

症状:
・後ろ足が開き気味
・前足が開き気味
・うまく歩けない
・バランスが取れない
・盲腸便が食べれない

病院での検査:
・触診
・問診

病院での治療:
・テーピング矯正
※子うさぎであれば、テーピングによる矯正で、日常生活に支障がない程度になる。

※テーピングは、伸び縮みする素材を使うことで、血行が悪くならないように調整する。

※コツがわかれば、自宅でも簡単に、テーピングできるようになる


【ケガ/けが/怪我】

状態:ケンカやケージでのひっかきなどで、皮膚がやぶれている。

予防:
・うさぎの扱いに慣れていない人に預けない
・うさぎの扱いに慣れていない人は、抱っこしない
・うさぎの扱いに慣れていない人は、特に立ったままうさぎを抱っこしない
・ケージに足や爪をひっかけないように工夫
・複数飼いや、うさぎさん同士、他の動物との交流は、目を離さないこと

症状:
・皮膚がやぶれている
・血がでている
・化膿している

病院での検査:
・問診

病院での治療:
・消毒など

緊急時のポイント:
・うさぎさんの皮膚は、すごく薄いことを忘れずに・・・
・大きなケガでは、病院で処置してもらう必要があります

うさぎさんの病気:【不全】内臓機能の病気

不全とは:内臓が機能しなくなる病気です

状態:高齢になると慢性的に内臓に症状がでることがある。

治るの?
ヒトもどこかしら、悪いところがあるように、うさぎさんもなるんだ、と思って。

わたしたちが、できること:
・うさぎさんの独自メニュー探し
・食欲がでるような食材の調達
・負担にならない生活習慣の工夫探し

【腎不全】

状態:腎臓の病気をしたことがあったり、膀胱炎をしたことが原因で、飲多尿に。

予防:
・高たんぱく、高カルシウム(Ca)をさける

症状:
・下痢(水をたくさん飲むため)
・やせる
・元気がない
・貧血気味(目のあたりか口元で見分けてください)
・高リン血症(血液中のリン(P)の濃度が高い)

病院での検査:
・尿検査
・血液検査
・レントゲン
・超音波診断

病院での治療:
・輸液
・栄養の補助
・細菌による感染は、抗生剤を投与
・高リン血症の治療薬を投与

緊急時のポイント:
・定期的な検診で発見することがあります。


【呼吸不全/肺炎】

状態:呼吸が苦しい

予防:
・健康診断に行く

症状:
・呼吸が苦しい
・気道確保の大勢

病院での検査:
・聴診
・レントゲン

緊急時のポイント:
酸素室・酸素テント・酸素ハウスをレンタルして、介護することも考えておく
・びっくりさせない
・強制給餌できるか、病院の判断を仰ぐ(気管につまって肺炎になることもある=誤嚥(ごえん)という)
・あまり刺激しない


【肝不全】

状態:肝臓の機能不全の状態。原因が不明なことが多い。

症状:
・血液検査の結果が悪い
・肝臓の機能が低下している
・食欲なし
・元気がない
・お腹の上の方が腫れている

病院での検査:
・血液検査
・レントゲン

おくすり

・肝機能を維持させる薬を投与
・肝臓の血流を維持させる薬を投与


【心不全・心臓病・心肥大】

状態:心臓の機能が悪い状態。心臓の機能が悪いので、心臓が大きくなることも。原因が不明なことが多い。

症状:
・心電図の検査結果が悪い
・息切れなどがある
・心臓をつつむ膜などの水分量が多い
・つかれやすい
・心肥大は、胸に手を当てると心臓の動きがはっきりわかる
・心臓の雑音

病院での検査:
・心電図
・聴診(胸部)
・レントゲン

緊急時のポイント:
・びっくりさせない
・あまり刺激しない

うさぎさんの病気:【腫瘍(がん/ガン/癌)】

うさぎに多い腫瘍

1.子宮腺がん
2.リンパ系の肉腫
3.その他(精巣腫瘍や、細胞のがんなど)

癌(がん/ガン/癌)は、良性と悪性があります。
良性の場合は、のう胞(嚢胞)とも呼ばれますが、悪性か良性かは、細胞で判断(細胞診という)します。
内臓の細胞の診断をするには、結局、麻酔が必要です。
良性でも悪性でも、取れる内臓部分であれば、外科手術をします。

うさぎさんの場合、寿命との兼ね合いで、手術するかどうか、判断します。
高齢の場合や、体力がない場合は、緩和ケアが優先されます。

病院での治療:
・若く体力があれば、外科手術をします。
・体力がない場合や進行が速いとき、転移があるときは、緩和的な投薬治療です。

病院での検査:レントゲン、血液検査、CT検査

予防:
・早期発見と言われているのは、体力があるうちに手術するため。高齢期であれば、ケアの方針を決めるため。
・人間と同じで、ストレスを減らし、適度に運動、食生活を考えることになります。

※100%の予防や治療ができないのが、悔しいです。早く良い治療法が確立することを望みます。

治るの?
緩和ケアをしていきます。生き物とは・・・?を考えるきっかけと思って。

わたしたちが、できること:
・食欲がでるような食材の調達
・負担にならない生活習慣の工夫探し
・たくさんのふれあい、話す時間を!

治療のおくすり関係など
・食欲増進剤で、体力を維持させる
・免疫が弱まるので、抵抗力をつける
・うさぎさんの腫瘍はクリーム状の膿が特徴なので、細胞を溶かして排出させる
・心臓や肺の機能低下によるむくみは、呼吸を苦しくするので、利尿剤を利用


【肺がん/肺ガン/肺癌】

症状:
・胸部のレントゲンで影が見える
・気道確保する姿勢
・呼吸しにくそう
・食欲なし
・睡眠不足

わかってきたこと(2016年11月28日加筆):

原発性肺がん由来の転移性肺がん(つまり、肺がんから、肺に転移したがん)が、あるそうです。

これまで、うさぎさんは、原発性の肺がんは、ないと考えられていたときが、ありました。

原発性というのは、出発点です。出発点のがんは、だいたい大きなコブが一つだけです。
それに対して、転移性のがんは、小さいコブがいくつも、できています。
人間でも同じです。

CTで検査すると、確実にわかりますが、レントゲンでも、ちゃんとコブは、映ります。

肺は、細かく部屋が分かれているので、同じ肺だけど、別の部位に、転移することもあるそうです。

子宮がんや、乳腺のがんの症状がないのに、転移性の肺がんになっているうさぎさんは、肺がんが出発点で、転移していることが、あります。

対応

酸素室についての記事は、コチラを参照してください。:緩和ケア、酸素室という選択
・酸素室をレンタルで用意すれば、自宅で介護できます。
※費用は、設置と回収の費用で2万程度、ひと月利用で1.5万円ほど。
※大気中の酸素20%に対して、酸素室では30~40%まで濃度が高い空間を作れます。
※室内の空気を圧縮して、酸素を濃くします。
※火器厳禁で、最低でも2m離して設置します。


【肝臓がん/肝がん/肝ガン/肝癌】

症状:
・血液検査の数字が悪い
・食欲なし
・元気がない


【腎臓がん/腎臓ガン/腎臓癌】

症状:
・血液検査の数字が悪い
・元気がない


【転移性腫瘍/転移ガン/転移癌】

症状と介護:

・肺や肝臓、骨が転移しやすいところです。
・もちろん、脳に転移することもあります。
・腹膜やリンパ節に転移すると、全身に転移することが、あります。
・骨に転移すると、カラダが痛い場合があります。
・足の骨に転移した場合は、足を切断する手術を受けます。
・肺に転移した場合は、酸素室をレンタルして介護できます。→肺の転移について、わかったことはこちらを参照。


【皮下腫瘍/皮膚がん/皮膚ガン/皮膚癌/根尖腫瘍】

症状:
・ゴロリとしたしこりがある

予防
・歯のチェックで、咬み合わせをみる
・顔のチェックで、しこりを確認(根尖腫瘍)
・腹部のしこりを確認

病院での検査:
・触診
・菌の培養
・歯の検査
・転移をレントゲン(だいたい2年間)で確認

病院での治療:
・抗生剤の投与
・外科手術
・抗生剤の埋め込み治療(ポリメチルアクリル酸ビーズ)

緊急時のポイント:
・顔付近の場合、歯が原因かもしれないので、症状が軽いうちに、病院に行く
※皮膚がんについては、不明なことが多い。


【黒色腫/皮膚黒色腫】

※不明なことが多い。
状態:目に見える黒っぽいできもの(不整)がある状態

症状:
・耳、まぶた、鼻梁に、黒いできものがある
・体幹、足などが腫れている

予防方法は、不明

病院での検査:
・目視
・触診
・転移をレントゲン(だいたい2年間)で確認

病院での治療:
・外科手術


【胸腺腫】

※不明なことが多い。

状態:高齢期に、やせて、眼球が突出し、呼吸困難など急激に症状がでている。

症状:
・心臓機能の障害
・肺炎
・呼吸困難
・眼球突出

予防方法は、不明

病院での検査:
・目視
・触診
・転移をレントゲン(だいたい2年間)で確認

病院での治療:
・外科手術
・放射線療法が報告されている(海外)
・シクロスポリンによる化学療法が報告されている(2009年)


【リンパ腫】

症状:
・ゴロリとしたしこりがある


【子宮腺がん/子宮腺ガン/子宮がん/子宮ガン/子宮癌

症状:
・血尿(尿に浮いた感じで出る場合があります)
・血が混じった分泌物
・下腹部の異常な膨らみ
・レントゲンに白く写る

予防:
・卵巣と子宮を全身麻酔下で摘出(避妊手術)
・早期発見で卵巣と子宮を全身麻酔下で摘出
※進行が遅い(6ヶ月~24ヶ月かかる)のが特徴
※腫瘍を摘出したら、半年ごとにレントゲンによる転移の検査を

子宮腺がんを参照


【睾丸腫瘍】

状態:
・睾丸が腫れて大きくなる。
・歩きにくく、生活の質が低下する。

予防:
・精巣を全身麻酔下で摘出(避妊手術)
・早期発見で精巣を全身麻酔下で摘出

精巣がん・睾丸腫瘍を参照

【すい臓がん/すい臓ガン/すい臓癌/膵臓がん/膵臓ガン/膵臓癌】

※不明なことが多い
※うさぎさんでは、少ない

症状:
・症状がでにくい
・低温

予防:
・定期健診(血液検査)
・健康的な食事メニューをこころがける

うさぎさんの病気:目の病気

治るの?
治療が必要です。人間が眼科に行くのと同じと思って。

わたしたちが、できること:
・食欲がでるような食材の調達
・負担にならない生活習慣の工夫探し

【結膜炎】

状態:細菌の感染や牧草のほこりなどで、涙が出たり、目やにがでる。

予防:
・牧草の細かいくずをあげないこと
・帰宅したら、手を洗ってから、うさぎさんとスキンシップを
・鼻炎の治療をする

症状:
・涙がでる
・眼のふちが赤い
・目やにが白っぽい
・充血

病院での検査:
・触診

病院での治療:
・眼の洗浄
・目薬(抗生剤)
・鼻涙管のつまりとる

【角膜炎】

状態:目が傷ついたことによる炎症です。角膜の老化でも症状がでる。これ以上目の病気が進行しないように治療が必要。

予防:
・牧草のくずをさける
・風が強い日は、外に出るのを控える
・爪切り
・ケンカをさせない

症状:
・明るい方をみるときにまぶしい表情をする
・結膜の充血
・涙目
・目やに
・目に白いもやがある
・角膜の白濁
・眼の周りをさわらせない
・眼をしょぼしょぼさせる

病院での検査:
・触診

病院での治療:
・抗生剤の投与
・角膜腫瘍など場合によっては、外科手術
・角膜障害の治療薬(目薬)

【白内障】

状態:目の水晶体が白濁。高齢で症状が出る場合と、遺伝病、目の傷、糖尿病で症状がおこることがある。

予防:
・少しづつ進行する症状にあわせ、生活の工夫をします

症状:
・視力低下
・盲目
・眼球が白っぽくなる

病院での検査:
・触診
・眼圧チェック
・血液で感染のチェック(免疫)

病院での治療:
・症状を抑える治療(目薬)
・抗炎症剤
・ビタミン剤

【緑内障】

状態:眼球の水分のバランスが悪く、眼圧が高くなり、見えにくい状態。

予防:
・歯の不調を治療
・ストレスを発散させる運動
・固すぎない食事のメニューに変更

症状:
・眼圧が高いので、横から見ると目が膨らむ
・眼球の突出
・目やに
・眼を痛がる
・眼をさわらせない
・元気がない
・食欲なし

病院での検査:
・眼圧のチェック
・歯のチェック

病院での治療:
・緑内障治療薬(目薬)
・抗生剤の投与(目薬)

うさぎさんの病気:呼吸器系の病気

【気管支炎】

状態:細菌感染が原因で、呼吸しにくくなっている状態です。呼吸が苦しいので、食欲がなくなる。

予防:
・スナッフルの治療

症状:
・くしゃみ
・鼻水
・いびき
・結膜炎
・鼻水が黄色
・鼻から膿がでる
・前足が鼻水で汚れる
・呼吸困難
・目やに
・食欲なし
・呼吸困難

病院での検査:
・胸の音を聞く
・レントゲン

病院での治療:
酸素室の利用
・抗生剤の投与

パスツレラ感染症・スナッフル・鼻炎(肺炎)を参照

【肺炎】

状態:
ほとんどは、細菌感染で起こる炎症。呼吸器が弱いときは、強制給餌で気管に入らないように注意=誤嚥(ごえん)に注意。

パスツレラ感染症・スナッフル・鼻炎(肺炎)を参照

【胸水症】

状態:心疾患や肺炎が原因で、胸に水分がたまっている状態で、呼吸が苦しい。
※呼吸困難なので、検査が慎重になり、入院となる。

予防:
・健康診断で心臓の具合をチェック

症状:
・けいれん
・食欲なし
・体重減少
・頻尿
・低体温
・呼吸困難
・気道確保の体制

病院での検査:
・レントゲン
・胸の音を聞く
・心電図
・CT検査

病院での治療:
・針をさして、胸水を抜く
・心臓や肺の機能低下によるむくみは、呼吸を苦しくするので、利尿剤を利用
・呼吸器への投薬方法として、ネブライジング、ネブライザーで吸入させる
・炎症を止めるステロイド剤の投与
酸素室へ入院

緊急時の対応:
・通院時には、あまり刺激しない・びっくりさせないようにします。
・通院に酸素ボンベを使ったり、登山用の酸素缶を利用してもよいと思います。
・酸素室と併用して、病院で胸の水を排出させます。
・呼吸困難が見られたら、酸素室・ICUを準備している動物病院を選びます。

【肺がん/肺ガン/肺癌】

対応
・酸素室をレンタルで用意すれば、自宅で介護できます。→酸素室については、コチラの記事を参照してください:緩和ケア、酸素室という選択
※費用は、設置と回収の費用で2万程度、ひと月利用で1.5万円ほど。
※大気中の酸素20%に対して、酸素室では30~40%まで濃度が高い空間を作れます。
※室内の空気を圧縮して、酸素を濃くします。
※火器厳禁で、最低でも2m離して設置します。

肺がん/肺ガン/肺癌を参照

うさぎさんの病気:泌尿器系の病気

治るの?
手術が必要なことも。

わたしたちが、できること:
・他のうさぎさんよりも、少しだけ食事に気をつけてみる
・負担にならない生活習慣の工夫探し
・楽しい運動の方法を考える

【尿石症・尿路結石・膀胱結石】

状態:膀胱、尿管、腎臓、尿道など泌尿器に石ができる。排尿のたびに、石がある部分が痛む。※代謝異常などの遺伝性の場合がある。

予防:
・Caの高いエサ控える(栄養成分表を確認)
=0.4~0.6 %で十分、授乳期は1.0 %
・運動させて、スムーズな排尿にする
・特に、避妊手術した女の子は、食事と運動で予防したい
※おしっこが濁っているのは、Caが出たためで、正常です。
※もともと、うさぎの尿はCaがたくさん出ています。
※なるべく尿で排出させるように運動するとよいようです。

症状:
・血尿
・尿道閉塞
・尿やけ
・食欲なし(痛みのストレスによる)
・体重の減少(痛みのストレスによる)
・背中をそらす
・トイレでうずくまる
・なかなか排尿できない

病院での検査:
・触診
・尿検査
・血液検査
・既往歴の問診(腎臓系の病気がなかったか)
・レントゲン
・超音波検査

病院での治療:
・輸液
・外科手術

緊急時のポイント:
・血尿を発見したら、すぐに病院に行く
・できれば、だした尿を蓋のできる小さい容器(お弁当のしょうゆ入れのようなものを使う)に入れて持っていく。

【膀胱炎】

状態:腎炎などが悪化した場合や膀胱結石、高Ca尿症などが悪化し、血尿が出る。
尿石症・尿路結石・膀胱結石を参照

予防:
・水分を多く飲ませる
・Caが少な目のペレットを利用する

症状:
・血尿
・尿がでない
・頻尿

病院での検査:
・尿検査
・レントゲン
・触診

病院での治療:
・輸液
・抗生剤の投与
・利尿剤
・尿石症・尿路結石・膀胱結石は、外科手術

【腎不全】

腎不全を参照

うさぎさんの病気:足の病気

治るの?
治療が必要なことも。

わたしたちが、できること:
・お掃除などで、快適空間をつくる
・気長に向き合う気持ちの余裕を作る
・負担にならない生活習慣の工夫探し

【ウサギズツキダニ】

状態:首の後ろ、腰のあたりなどダニが寄生し、寝不足になるくらいかゆい。かきすぎて、脱毛していたりする。

・母うさぎから、感染していることが多い。母うさぎの免疫がなくなり、自分の免疫ができるようになったときに、ダニが増殖することがある。

・またお迎えして、環境が変わったストレスで、免疫の調子がくずれて、ダニが増殖することがある。

予防:
・かゆがる様子を見せたら、毛をかきわけて、チェック
・かゆいときは、後ろ足何度もかき、落ち着きがないので観察を
・毛づくろいとの違いがわかっりにくいのでよく観察を
・お迎えして、3日~1週間くらいでかゆがるようなら、毛のチェックを

症状:
・皮膚が赤い
・茶色のこしょうの粉のような感じの虫
・薄毛と脱毛
・かゆい
・落ち着きがない

病院での検査:
・毛の検査(セロハンテープで虫を取る)

病院での治療:
・外用薬(駆虫剤にアレルギーがあるとき)
駆虫剤を皮膚に一滴、1ヶ月毎。3か月間で、治療が終了です。

【ツメダニ症】

状態:頭や背中にダニが寄生し、ふけがでたり、脱毛。

予防:
・かゆがる様子を見せたら、毛をチェック
・お掃除などで、快適空間をつくる

症状:
・皮膚が赤い
・ふけ(白っぽい)
・薄毛と脱毛
・かさぶた
・かゆい

病院での検査:
・毛の検査(セロハンテープで虫を取る)

病院での治療:
・外用薬(駆虫剤にアレルギーがあるとき)
駆虫剤を皮膚に一滴する

【開肢症】

状態:生後4ヶ月くらいまでに足が外側に曲がる。

予防:
・多くは遺伝病のため、予防は難しい
・脱臼しないように様子を見る

症状:
・足が外側に曲がる
・食べにくそうにする
・水をのみにくそうにする
・カラダがうまく動かない
・尿やけ

病院での検査:
・問診

病院での治療:
・治療よりも、病気に寄り添って介助する

緊急時のポイント:
・マッサージなどで改善することもあります。
・カラダが不安定なので、ケガをしないようにお部屋を整えます

【ソアホック/飛節潰瘍/足底潰瘍】

ソアホックを参照

うさぎさんの病気:熱・気温による病気

【熱中症】

※熱ストレスは、ヒトを含む動物に非常にキケンな要因です!

状態:気温のほか、湿度が高くて体感気温が高くなり、呼吸が荒くなっている

予防:
・夏の室内でも気温に注意
・室内・外での湿度に注意
・エアコンの利用
・直射日光にあたらない
・うさぎさんのお部屋の温度と湿度を常時モニターする
・車移動は、エアコンをつけ、冷えてから乗り込む

症状:
・呼吸が早い
・腹式呼吸で息が荒い
・だらんとしてチカラが入らない
・意識がもうろうとしている
・耳が赤い

病院での検査:
・問診
・聴診
・血液検査など

病院での治療:
・体を冷やす
・輸液

緊急時のポイント:
・水にぬらして絞ったタオルで体を覆う
・氷を口に近づけてみる
・冷やしながら病院へ運び、輸液を

うさぎさんの病気:骨などの病気

※ヒトでは、小さなケガに思えても、うさぎを含む小動物では、ケガや骨折は命のキケン!と認識を・・・。

治るの?
予防と対策が重要。軽傷であれば、ラッキーだと思って。

わたしたちが、できること:
・事故にならないの空間作り
・うさぎに慣れていない人から守る
・うさぎ目線に気を配る
・ケアが必要なときは、できるだけ気長に

【骨折】

状態:症状が軽ければ固定などで対処、小動物の骨折は命の危険につながる・・・。

予防:
・うさぎの扱いに慣れていない人に預けない
・うさぎの扱いに慣れていない人は、抱っこしない
・うさぎの扱いに慣れていない人は、特に立ったままうさぎを抱っこしない
・ケージに足や爪をひっかけないように工夫

症状:
・マヒ
・尿失禁
・排泄できない

病院での検査:
・問診
・レントゲン

病院での治療:
・テーピング固定
・外科手術
・ひどい脊椎の骨折(脊椎損傷)や重要な関節の骨折(腰椎の骨折)は、最悪の場合で安楽死になることも・・・。

緊急時のポイント:
・すぐに病院へ


【ケガ/けが/怪我】

ケガ/けが/怪我の項目を参照


【脱臼】

状態:小動物の脱臼は命の危険につながる・・・。

予防:

・うさぎの扱いに慣れていない人に預けない

・うさぎの扱いに慣れていない人は、抱っこしない
・うさぎの扱いに慣れていない人は、特に立ったままうさぎを抱っこしない
・ケージに足や爪をひっかけないように工夫

症状:
・マヒ
・尿失禁
・排泄できない

病院での検査:
・問診
・レントゲン

病院での治療:
・テーピング固定
・最悪の場合は、安楽死になることも・・・

緊急時のポイント:
・すぐに病院へ

【認知症】

状態:物忘れ、ずっと空を見上げるなど、ぼんやりとした表情をする。

予防:
・遊びを通じた「脳トレーニング」
・食事の工夫などで、さらに、よろこびの時間をつくる

症状:
・好きな食べ物が変わる
・トイレに間に合わない
・ぼんやりした表情
・狭いところに潜り込み、そのままでいる

病院での検査:
・問診

病院での治療:
・特になし
・介助のアドバイスなど

参考にしたもの:
・うさ飼いさんからの情報
・自分の経験
・うさぎ専門店、ペットショップからの情報
・動物病院からの情報

引用文献
1)伊藤 寿朗, 近藤 広孝, 小沼 守(2017)エンセファリトゾーン症による食道拡張が疑われたウサギの1例, 日本獣医師会雑誌、70(11), p.741-744.

参考文献:
・ウサギの内科と外科マニュアル(第ニ版)、斉藤久美子訳、2009年
・ザ・ウサギ 大野瑞絵著、誠文堂新光社、2004年
・うさぎの医学&動物病院ガイド、うさぎと暮らす編集部編、マガジンランド、2008年
・新版 よくわかるウサギの健康と病気: かかりやすい病気を中心に症状、経過、治療、ホームケアまで。一家に一冊!曽我玲子 監修・大野瑞絵著、誠文堂新光社、2018.
・カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編、霍野晋吉と横須賀誠、株式会社緑書房、2012年

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