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新しい情報が見つかったりして、加筆する場合があります。
うさぎさんの症状を説明する
うさぎさんの症状から、あくまでも可能性として、病気をさがすことができます。
病名や病気の治療は、動物病院で行います。
早期発見という言葉がありますが、早く見つかると治療方針を決める時間をかせげるためです。
また、症状が軽いうちならば、軽い治療ですむ場合があるので、うさぎさんの治療のストレスも減ります。
「すぐに病院に行け」と書いてありますが、病院についたら、うさぎさんの飼育環境や症状の説明が、必要です。
それを、問診といいます。
問診で、うまく表現できそうもないときにでも、このページを活用してもらえれば、幸いです。
落ち着いて、思い出してください。
うさぎさんの症状、飼育環境、ごはんの種類、いつから症状が出たのか・・・
メモがあると、説明しやすいかもしれません。
うさぎさんの目の症状
【目の症状】
白い涙:前歯か奥歯の咬み合わせが悪い(不正咬合:ふせいこうごう)
涙やけ:鼻涙管のつまり(結膜炎を参照)
目がかゆそう:結膜炎
涙がでる:パスツレラ感染(スナッフル)、不正咬合、梅毒、結膜炎、角膜炎、異物(牧草の粉)、鼻涙管のつまり(結膜炎を参照)
瞬膜(目頭のとこ)が赤い:結膜炎
まぶしそうな眼つき:痛みがある
ぼんやりとする:寝不足、ストレス、認知症
目やに:寝不足、ストレス、結膜炎、角膜炎、パスツレラ感染(スナッフル)、鼻涙管のつまり、気管支炎、呼吸が苦しい
目から分泌物
・目やにで目が開かない:結膜炎
目にかさぶた:梅毒
眼球がでっぱる、突出(とっしゅつ):腺がん、胸腺腫、不正咬合、不正咬合による歯根潰瘍、緑内障
うさぎさんの耳の症状
【耳の症状】
耳が赤い:熱中症
耳に何かある
・かさぶた:耳ダニ症
・汚れている:外耳炎、耳ダニ症
・におう:外耳炎(耳ダニ症を参照)
・膿がでる:外耳炎(耳ダニ症を参照)
・液状のものがでる:中耳炎
かゆい・かゆがる:耳ダニ症、ツメダニ症、ウサギズツキダニ、ノミ、外耳炎(耳ダニ症を参照)、中耳炎
おしりを気にする:ぎょう虫
落ち着きがない:ウサギズツキダニ、ノミなど外部寄生虫、ぎょう虫
さわらせない:外耳炎(耳ダニ症を参照)
うさぎさんの鼻の症状
【鼻の症状】
鼻水
・透明:感染症
・かさぶた:梅毒
鼻の汚れ:スナッフルなど感染症
呼吸しにくい:肺がん、肺の転移がん、胸水症、心肥大、スナッフルなどで鼻づまり
気道確保(上向き姿勢):肺がん、肺の転移がん
くしゃみが多い:肺がん、肺の転移がん、スナッフルなど感染症
しゃっくりが多い:横隔膜の異常、肺がん、肺の転移がん
うさぎさんの口元の症状
【口】
よだれがでる:熱中症、不正咬合、体調不良、異物、エンセファリトゾーン症
口の毛がごわごわ:不正咬合、顔のケガ
口にかさぶた:梅毒
閉じない:肺がん、肺の転移がん、不正咬合
口呼吸:肺がん、肺の転移がん、胸水症、心肥大、不正咬合
顔を触らせない:不正咬合、歯根の潰瘍、根尖膿瘍(こんせんのうよう)
・腫れている:不正咬合、歯根の潰瘍、根尖膿瘍(こんせんのうよう)
・かさぶた:梅毒
歯が折れた:ケガ、不正咬合
出血:ケガ、不正咬合、歯が折れた
クチャクチャと音がする:エンセファリトゾーン症
うさぎさんの足の症状
【足の症状】
変形:栄養の欠乏
引きずる:腰椎の骨折(骨折を参照)、骨折、脱臼、ケガ、マヒ、子宮腺がん
前足が汚れている:スナッフル、鼻涙管のつまり(スナッフルを参照)
後ろ足が開き気味:開張足、開張肢
足の動きがおかしい:開張足、、開張肢、関節炎、骨折、腰椎の骨折骨折を参照)
ふらふらする:エンセファリトゾーン症、開張足、開張肢、体調不良、痛み
マヒしている:腰椎の骨折骨折を参照)、エンセファリトゾーン症
足の裏にできものがある:ソアホック
足の裏を気にする:ソアホック
うさぎさんの神経の症状
【神経の症状】
カラダがふらつく:栄養の欠乏、体調不良、妊娠中毒症、開張足、開張肢、エンセファリトゾーン症、斜頸、痛み
目がキョロキョロする(=眼振):エンセファリトゾーン症、中耳炎、スナッフル、内耳炎
けいれん:エンセファリトゾーン症、熱中症、危篤
ふるえ:エンセファリトゾーン症、妊娠中毒症、体調不良、冷え、痛み、内耳炎
意識がない:危篤状態、熱中症
※エンセファリトゾーン症の記事は、時間があるときにでも、参考になればと思います。
記事:斜頸と眼振、エンセファリトゾーン症の感染率
うさぎさんの泌尿器の症状
【泌尿器の症状】
血尿:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症、腎不全、尿石症、膀胱炎
膣の分泌物
・膿:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症
・血:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症
うさぎさんの女の子の症状
【女の子特有】
おっぱい
・腫れている:偽妊娠
・熱をもつ:乳腺がん
・乳頭が赤い:乳腺がん
・妊娠していないのに母乳が出た:偽妊娠
生殖器
・血尿:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症、腎不全
・皮膚の腫れ:梅毒
・皮膚が赤い:梅毒
・水膨れ:梅毒
・虫がいる:ダニ、ノミ、ハエなどの幼虫(ハエウジ症)
おなかの下の方が腫れている:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症、※片側の場合は、うっ滞かも。
すごく、悩んだのは、避妊手術です。
自分のことよりも、悩みました。悩みすぎて、記事が2つもあります。
2つセットなので、時間があるときに参考になさってください。
1.うさぎさんの避妊手術の悩みについての記事_1:子宮腺がん(子宮がん)の発生率のデータの高さと、肺転移の恐怖は本当か?
2.避妊手術の悩み_2:全身麻酔のリスクと病気ではないカラダを傷つけるのは正しいのか?
うさぎさんの男の子の症状
【男の子特有】
生殖器
・皮膚の腫れ:梅毒
・皮膚が赤い:梅毒
・水膨れ:梅毒
・虫がいる:ダニ、ノミ、ハエなどの幼虫(ハエウジ症)
タマタマが左右で違う:精巣がん
うさぎさんのうんちの状態
【うんちの状態】
下痢:不正咬合、うっ滞(RGIS)、毛球症、腸閉そく、腸性毒血症(腸内細菌のバランスの乱れ)、腸コクシジウム症、肝コクシジウム症、腹痛、ストレスなど
便秘:うっ滞(RGIS)、毛球症、腸閉そく、肝コクシジウム症
便の量が少ない:うっ滞(RGIS)、毛球症、治療後、ストレス後など
排便できない:粘液性腸疾患、うっ滞(RGIS)、毛球症、腸閉そく
つながりうんち:うっ滞(RGIS)、毛球症→予防方法まとめのページ
粘液便:粘液性腸疾患
虫がいる:ぎょう虫症
お尻の汚れ:下痢と同じ
うんちがでない:うっ滞(RGIS)、毛球症
おしっこが、でていない:うっ滞(RGIS)、毛球症、脱水など
おなかを触らせない:うっ滞(RGIS)、毛球症、腸閉そく
抱っこすると後ろ足にチカラが入らない:うっ滞(RGIS)、骨折、脱臼
おなかの下の方が腫れている:子宮腺がん、子宮内膜炎、子宮蓄膿症、感染性腸炎、粘液性腸疾患
ちなみに、2018年4月現在で、このうっ滞は、「RGIS※」と呼ぶそうです。※RGIS=Rabbit Gastrointestinal Syndrome
うさぎさんのごはんの食べ方
【ごはんの食べ方】
食べない:体調不良、毛が口の中に入っている(=偽妊娠)、すべての病気を疑う
飲み込めない:うっ滞(RGIS)、毛球症、食道の異常
吐く、嘔吐、吐出:アカラシア
食欲不振::体調不良、すべての病気を疑う
ごはんをうまく食べられない:不正咬合
ごはんの好みが変わる、し好性の変化:高齢、寿命、がん、不正咬合、認知症
食べこぼす:不正咬合
水をたくさん飲む(120 ml/kg/day以上)
=1日に飲んだ水分が、体重1kgの子で120 cc以上、2kgの子で240 cc以上
:うっ滞、毛球症、腎不全、肝不全、糖尿病、粘液性腸疾患、脱水など
うさぎさんの行動がいつもと違う!
【行動】
うずくまる:うっ滞、毛球症、カラダの痛み、骨折、脱臼、下痢など
動かない::うっ滞、毛球症、カラダの痛み、骨折、脱臼、下痢など
背中を丸めている:うっ滞、毛球症、カラダの痛み、尿石症、腸閉そく、粘液性腸疾患
歯ぎしりする:どこかに痛みがある
さわらせない:どこかに痛みがある
ショック:腰椎の骨折骨折を参照)など、どこかに痛みがある
毛づくろいしない:体調不良、不正咬合
落ち着かない:どこかに痛みがある
ふらつく・ふらふらする:エンセファリトゾーン症、体調不良、貧血など
前足をひっこめてうずくまる:膵炎、腸炎、腹痛など
興奮している:てんかん、エンセファリトゾーン症、どこかに痛みがある、ストレス
巣をつくる:偽妊娠、妊娠
口に牧草をくわえている:偽妊娠、妊娠
毛を抜いている:偽妊娠、妊娠
縄張り意識が強く、攻撃的:偽妊娠、妊娠
うさぎさんの皮膚の症状
【皮膚】
しこり:潰瘍、がん(皮膚や内臓)
できもの:潰瘍
黒っぽい:黒色腫
かさぶた:梅毒
セルライトの可能性もあるようです。。。
しこりの原因は・・・?
うさぎさんのしこりとボディチェック
うさぎさんのボディチェックをしていて、見つけたしこり。うさぎのカラダにあった、しこりの原因は、がん、腫瘍、リンパの腫れ、骨折の腫れ、そして脂肪っ!?うさぎさんのしこりの原因をみつけるヒントと、動物病院での獣医さんによる問診と触診、健康管理をするためのヒントをまとめます。→読む
虫がいる:ダニ、ノミ、ハエなどの幼虫(ハエウジ症)
皮膚がもりあがる:皮膚炎、肉芽腫、腫瘍、潰瘍、ハエなどの幼虫(ハエウジ症)
毛の間にゴマ塩みたいなものがある:
毛の間に黒いものがある:ノミ
皮膚炎:細菌感染、虫など
ただれる:皮膚炎
脱毛:皮膚炎、遺伝的に薄毛、ストレス、ツメダニ症、偽妊娠、栄養の不足
毛並みが悪い:栄養の不足、急なペレットの変更、病気がある
毛がぱさつく:栄養の不足、急なペレットの変更、病気がある
毛がべたつく:不正咬合
うさぎさんの呼吸の症状
【呼吸】
呼吸が荒い:肺がん、肺の転移がん、胸水症、心肥大、熱中症、肺炎、不正咬合
くしゃみが多い:肺がん、肺の転移がん、肺炎、スナッフル
口を開けて呼吸する:肺がん、肺の転移がん、肺炎、呼吸不全、スナッフル、胸水症、心肥大
うさぎさんの他の気になる症状
【体温の低下】:膵炎、糖尿病、すい臓がん、危篤、全ての病気、高齢
【体重が減る】:がんなどのすべての病気を疑う、高齢
【やせた】:がんなどのすべての病気を疑う、高齢
【発熱】:感染症、熱中症
【急激な体調の変化】:がん(肝がん、すい臓がん、肺がんなど)
うさぎさんの気になる症状【まとめ】
こうやって、症状を並べてみたら、わかったことがあります。
うさぎさんの症状を見分ける時には、「いつもと違う」をみつけることが大事です。
すぐに病院に行くことで、わたしたち、飼い主側の負担と不安は減ります。
「いつもと違う」は、若ければ乗り越えられても、5歳くらいから、乗り越えることが難しくなります。
わたしたちも、40歳くらいから、だんだんと不調が出てくるのと、同じことです。
それと、一つだけでなく、2つ目の病院を用意しているといいのかもしれません・・・。
それと、もう一つ、こういう症状に当てはまらないケースがあります。
うさぎさんの体力の違い、表現の違いもあります。
喜びの歯ぎしりと、痛みの歯ぎしりの違いは、音の大きさだそうです。
いつものうさぎさんの状態がわからなければ、早期発見はできません。
そういうときこそ、健康診断を使うことなのかもしれません。
だけど、病院に行くと、うさぎさんはストレスを抱えてしまいます。
どうしたら、この矛盾を解消できるのか、まだいい方法がありません。
少しずつでも、ストレスに慣れさせてあげること・・・これは、すぐに対策ができそうです。
TVの音は、確かにストレスだけど、少しずつストレスに慣れさせる訓練にも利用できます。
TVの笑い声は、うさぎさんのココロによいこともあります。
人間は、笑うと免疫力が高くなるそうです。
だったら、うさぎさんにも、そんな笑う声を、ちょうどいいボリュームで、一緒に聞いてみましょう。
参考にしたもの:
・うさ飼いさんからの情報
・自分の経験
・うさぎ専門店、ペットショップからの情報
・動物病院からの情報
参考文献:
・ウサギの内科と外科マニュアル(第ニ版)、斉藤久美子訳、2009年
・ザ・ウサギ 大野瑞絵著、誠文堂新光社、2004年
・うさぎの医学&動物病院ガイド、うさぎと暮らす編集部編、マガジンランド、2008年