うさぎと初めて暮らす人のためのしてよいこと、してはいけないこと

ウサギのストレス耐性

うさぎさんと初めて暮らす人向けに、すぐにわかる暮らし方10をまとめます。

うさぎさんと、初めて暮らす人のために、してよいこと、してはいけないことを、まとめます。

うさぎさんの飼育本などを片手に、うさぎさんと暮らし始めると、知らなかったことが、たくさん、書いてあったりして、後から、びっくりしたり、反省したり、することがあるかもしれません。

うさぎさんと暮らすために、してもよいことと、してはいけないことを、10個まとめます。

  • 1.うさぎさんは、洗ってはいけない
  • 2.盲腸便をしっかり、食べさせる
  • 3.牧草は食べ放題、ペレットは、決まった量で
  • 4.爪切りは、2ヶ月に1回以下で、十分
  • 5.だっこは、するなら低い位置で
  • 6.毛のケア
  • 7.おやつ・野菜は、ごほうび
  • 8.夏は冷房、冬は暖房
  • 9.飲み水を切らさない
  • 10.基本は夜型
  • 1.うさぎさんは、洗ってはいけない

    うさぎさんの毛は、水にぬれると、ダマになってしまいます。

    濡れたタオルで、カラダをふくことも、基本は、しません。

    うさぎさんは、一生、洗わなくても、大丈夫です。

    うさぎさんを洗う機会があるとすれば、下痢で、おしり周りが汚れてしまったとき、のみです。

    もしも、雨などで、濡れてしまったときは、すぐに、速乾性タオルなどを使って、水気をふき取ってください。

    全身びしょ濡れの時は、ドライヤーで、熱すぎない風で、乾かします。

    ドライヤーは、音も、熱風も、ニガテです。

    うさぎにしてはいけない、洗ってはダメ

    2.盲腸便をしっかり、食べさせる

    うさぎさんは、うんちを食べます。

    うんちを食べることは、うさぎさんの命を守るために、必要な行動です。

    特に大事なのが、人間が臭いと感じる、ぶどう状のうんち、盲腸便という名前のうんちです。

    盲腸便は、うさぎさんの命を守るために、必要です。

    うさぎさんが、子どものうちは、盲腸便をうまく食べられないことが、あります。

    盲腸便をどうしても、食べないときは、おなかの調子が、悪いときです。

    うさぎを診察できる、獣医さんに、診てもらってください。

    獣医さんのほとんどは、イヌやネコのお医者さんなので、うさぎさんを診察できる病院は、うさぎ専門店などに相談して、教えてもらうか、うさぎと暮らしている人に、聞いてみてください

    うさぎのうんち

    3.牧草は食べ放題、ペレットは、決まった量で

    うさぎさんのごはん、主食は、牧草です。

    牧草だけ、食べているうさぎさんも、います。

    ペレットは、毛並みをよくしたり、皮膚を強くするために、必要な栄養素をとるための、食べ物だと、思うと、理解しやすいです。

    まずは、1番刈りという、種類の牧草を食べてもらいましょう。

    年齢が上がったり、うさぎさんの好みによって、2番刈り、3番刈りのような、別の種類の牧草に代えることも、できます。

    1番刈りをどうしても食べないときは、一緒に、食べ方指導をしてみましょう。

    遊びながら、「1番刈りは、おいしいよ」、と教えてあげてください。

    それでも、どうしても、1番刈りを食べないときは、3番刈りに代えてみてください。

    牧草は、大量にあげておけばいいわけじゃなくて、半日くらいで食べられる量を置いてあげてください。

    湿気で、しんなりすると、食べなくなります。

    それから、水がかかって、カビが生えたりしても、食べられなくなります。

    レストランでいうところの、牧草は、食べ放題だと思って、基本は、いつでも、食べられるように、してあげてください。

    食べる量が決まっていないときは、わらマットのようなものを置いて、もしも、牧草をたくさん食べて、足りなくなってもいいように、すると安心して、外出できます。

    人間の外出は、1日が限度です。1泊できることは、まず、ありません。

    牧草が大好きなうさぎ

    4.爪切りは、2ヶ月に1回以下で、十分

    うさぎさんの爪切りは、伸びてきたら、切ります。

    伸びてきたサインは、手の毛から、爪がはみ出てきたら、切ります

    爪切りは、とても、難しいので、ムリせずに、1日1本切れたら、いいくらいです。

    短くししすぎなことが、大事です。

    血管を傷つけていなくても、血管の近くでカットすると、痛いので、爪切りがキライになってしまいます。

    ムリさせないことが、大事で、終わったら、ごほうびにおやつを上げて、仲良くなっておいてください。

    爪切りも、抱っこもキライなので、仲直りのためには、プレゼントのおやつが、必要です。

    5歳のはなえ_おやつ

    5.だっこは、するなら低い位置で

    抱っこは、ニガテです。

    最初は、うさぎさんが、自分から、ヒザにのってくれるような練習から、はじめると、いいです。

    ムリに捕まえようとすると、ますます、抱っこができなくなります。

    また、落とさないように気をつけます。

    もしも、キックやパンチ、かみつかれたとしても、うさぎさんを落としてはダメです。

    ギュっと、強く持つと、うさぎさんがぐったりしたり、死んでしまうことが、あります。弱い動物なんです。

    なので、抱っこは、練習が必要です。

    落としてはいけないので、慣れてくるまでは、人間が地べたに座った、低い位置で、抱っこします

    ちなみに、仰向けの抱っこは、猛烈な練習が、必要です。

    仰向けにすると、うさぎさんは、内臓の重さで、苦しくなります。

    最初は、よほどのことがない限り、仰向けにしないでください。

    うさぎにしてはいけない、仰向けはダメ

    6.毛のケア

    抜け毛が多いのは、うさぎさんの特長です。

    抜け毛のケアは、ブラッシングと、ナデナデで、抜けた毛を集める必要があります。

    とくに、1歳くらいに、赤ちゃんの毛から、大人の毛になるときは、1日に2回以上ケアが必要になります。

    季節の変わり目は、毛のケアをしっかりします。

    ケアをしていないと、毛球症といって、おなかの中に毛がたまり、時には、死んでしまうことがあります。

    様子を見ていて、うんちが下痢になったり、食べ物を食べないとき、何度も、寝直しているようなときには、早めに、うさぎの獣医さんに、診てもらうようにします。

    うさぎにしてよいこと、ブラッシング

    7.おやつ・野菜は、ごほうび

    甘いくだものなどの、おやつは、うさぎさんの大好物です。

    うさぎさんは、他のどの動物よりも、グルメで有名です。

    おやつは、ごほうびです。

    何か、うまくできたときに、あげたり、あなたと仲良くなるためのプレゼントだと、思って、扱ってください。

    うさぎさんは、生野菜をたくさん、食べさせるイメージがあると思いますが、牧草で十分に栄養がとれています。

    実は、生の野菜やくだものには、うさぎさんには、水分が多すぎます。

    うさぎさんが、おなかを壊すことがあるので、食べさせ過ぎないことです。

    特に、6ヶ月齢以下の赤ちゃんうさぎには、生の野菜やくだもの、野草を食べさせないほうが、いいと言われています。

    一番刈牧草とうさぎ

    8.夏は冷房、冬は暖房

    うさぎさんは、毛皮を着ているので、基本は暑がりです。

    夏は、6月くらいから、冷房が必要です。

    梅雨の時期の湿気も、大のニガテです。

    気温がストレスに感じているときは、うんちが小さくなたり、下痢をしたりします。

    大きなうんちが、出せるように、環境を作ってあげる必要があります。

    うさぎさんは、27度以上になると、暑くて、つらくて、仕方ありません。

    うさぎさんにとって、冷房は、必要な設備です。

    冬の方が、基本的には、得意なのですが、寒すぎても、ストレスです。

    夏などで、病院などに、連れ出すときには、凍らせた保冷剤をタオルにくるんで、うさぎさんが、暑くなり過ぎないように、します。

    基本的に、夏の外出は、NGです。

    自動車で、外出するときには、車の中を十分に、冷やしてから、うさぎさんを乗せてください。

    真冬は、暖房が必要です。

    うさぎさんは、15度以下になると、寒くて、つらくて、仕方ありません。

    うさぎさんのお散歩、うさんぽは、必要ありません

    うさんぽは、あくまでも、人間側が思い出を作るための、行動です。

    外は、ダニなどの虫や、ネコ・犬・カラスなど、キケンがいっぱいで、パニックになります。

    パニックのうさぎを、落ち着かせるのは、かなり、大変です。

    それでも、ケージ暮らしだけではなく、うさぎさんにも、多少の気分転換は、うれしいものです。

    気分転換のための散歩なので、部屋を歩かせたり、ベランダに出てみたりするなど、うさぎさんの調子に合わせて、考えてみてください。

    リラックスのうさぎさん

    9.飲み水を切らさない

    うさぎさんは、たくさん、水を飲みます

    水を切らさないように、します。

    ボトルで、うまくのめないうさぎさんもいます。

    本当は、お椀などを使って、水を飲む方が、楽なようです。

    固定式のうさぎさん用のお皿があるので、そういうものも、利用すると、管理が楽です。

    ボトルの水を飲むうさぎさん

    10.基本は夜型

    基本は、夜型で、昼間は、一番、眠い時間です。

    たくさん、寝られるように、昼間は、気を使ってあげてください。

    だいたい11時から17時くらいまでは、眠りたい時間です。

    よく眠ると、ストレスが減ります。

    うさぎさんが、ケージ内で、足を伸ばして、眠れるようなお家を、用意してあげてみてください。

    実は、うさぎさんの体調は、足を伸ばして、背を伸ばしたときの、体長に、比例すると、言われています。

    リラックスしたうさぎ

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