うさぎさんと初めて暮らす人向けに、すぐにわかる暮らし方10をまとめます。
うさぎさんと、初めて暮らす人のために、してよいこと、してはいけないことを、まとめます。
うさぎさんの飼育本などを片手に、うさぎさんと暮らし始めると、知らなかったことが、たくさん、書いてあったりして、後から、びっくりしたり、反省したり、することがあるかもしれません。
うさぎさんと暮らすために、してもよいことと、してはいけないことを、10個まとめます。
1.うさぎさんは、洗ってはいけない
うさぎさんの毛は、水にぬれると、ダマになってしまいます。
濡れたタオルで、カラダをふくことも、基本は、しません。
うさぎさんは、一生、洗わなくても、大丈夫です。
うさぎさんを洗う機会があるとすれば、下痢で、おしり周りが汚れてしまったとき、のみです。
もしも、雨などで、濡れてしまったときは、すぐに、速乾性タオルなどを使って、水気をふき取ってください。
全身びしょ濡れの時は、ドライヤーで、熱すぎない風で、乾かします。
ドライヤーは、音も、熱風も、ニガテです。
2.盲腸便をしっかり、食べさせる
うさぎさんは、うんちを食べます。
うんちを食べることは、うさぎさんの命を守るために、必要な行動です。
特に大事なのが、人間が臭いと感じる、ぶどう状のうんち、盲腸便という名前のうんちです。
盲腸便は、うさぎさんの命を守るために、必要です。
うさぎさんが、子どものうちは、盲腸便をうまく食べられないことが、あります。
盲腸便をどうしても、食べないときは、おなかの調子が、悪いときです。
うさぎを診察できる、獣医さんに、診てもらってください。
獣医さんのほとんどは、イヌやネコのお医者さんなので、うさぎさんを診察できる病院は、うさぎ専門店などに相談して、教えてもらうか、うさぎと暮らしている人に、聞いてみてください。
3.牧草は食べ放題、ペレットは、決まった量で
うさぎさんのごはん、主食は、牧草です。
牧草だけ、食べているうさぎさんも、います。
ペレットは、毛並みをよくしたり、皮膚を強くするために、必要な栄養素をとるための、食べ物だと、思うと、理解しやすいです。
まずは、1番刈りという、種類の牧草を食べてもらいましょう。
年齢が上がったり、うさぎさんの好みによって、2番刈り、3番刈りのような、別の種類の牧草に代えることも、できます。
1番刈りをどうしても食べないときは、一緒に、食べ方指導をしてみましょう。
遊びながら、「1番刈りは、おいしいよ」、と教えてあげてください。
それでも、どうしても、1番刈りを食べないときは、3番刈りに代えてみてください。
牧草は、大量にあげておけばいいわけじゃなくて、半日くらいで食べられる量を置いてあげてください。
湿気で、しんなりすると、食べなくなります。
それから、水がかかって、カビが生えたりしても、食べられなくなります。
レストランでいうところの、牧草は、食べ放題だと思って、基本は、いつでも、食べられるように、してあげてください。
食べる量が決まっていないときは、わらマットのようなものを置いて、もしも、牧草をたくさん食べて、足りなくなってもいいように、すると安心して、外出できます。
人間の外出は、1日が限度です。1泊できることは、まず、ありません。
4.爪切りは、2ヶ月に1回以下で、十分
うさぎさんの爪切りは、伸びてきたら、切ります。
伸びてきたサインは、手の毛から、爪がはみ出てきたら、切ります。
爪切りは、とても、難しいので、ムリせずに、1日1本切れたら、いいくらいです。
短くししすぎなことが、大事です。
血管を傷つけていなくても、血管の近くでカットすると、痛いので、爪切りがキライになってしまいます。
ムリさせないことが、大事で、終わったら、ごほうびにおやつを上げて、仲良くなっておいてください。
爪切りも、抱っこもキライなので、仲直りのためには、プレゼントのおやつが、必要です。
5.だっこは、するなら低い位置で
抱っこは、ニガテです。
最初は、うさぎさんが、自分から、ヒザにのってくれるような練習から、はじめると、いいです。
ムリに捕まえようとすると、ますます、抱っこができなくなります。
また、落とさないように気をつけます。
もしも、キックやパンチ、かみつかれたとしても、うさぎさんを落としてはダメです。
ギュっと、強く持つと、うさぎさんがぐったりしたり、死んでしまうことが、あります。弱い動物なんです。
なので、抱っこは、練習が必要です。
落としてはいけないので、慣れてくるまでは、人間が地べたに座った、低い位置で、抱っこします。
ちなみに、仰向けの抱っこは、猛烈な練習が、必要です。
仰向けにすると、うさぎさんは、内臓の重さで、苦しくなります。
最初は、よほどのことがない限り、仰向けにしないでください。
6.毛のケア
抜け毛が多いのは、うさぎさんの特長です。
抜け毛のケアは、ブラッシングと、ナデナデで、抜けた毛を集める必要があります。
とくに、1歳くらいに、赤ちゃんの毛から、大人の毛になるときは、1日に2回以上ケアが必要になります。
季節の変わり目は、毛のケアをしっかりします。
ケアをしていないと、毛球症といって、おなかの中に毛がたまり、時には、死んでしまうことがあります。
様子を見ていて、うんちが下痢になったり、食べ物を食べないとき、何度も、寝直しているようなときには、早めに、うさぎの獣医さんに、診てもらうようにします。
7.おやつ・野菜は、ごほうび
甘いくだものなどの、おやつは、うさぎさんの大好物です。
うさぎさんは、他のどの動物よりも、グルメで有名です。
おやつは、ごほうびです。
何か、うまくできたときに、あげたり、あなたと仲良くなるためのプレゼントだと、思って、扱ってください。
うさぎさんは、生野菜をたくさん、食べさせるイメージがあると思いますが、牧草で十分に栄養がとれています。
実は、生の野菜やくだものには、うさぎさんには、水分が多すぎます。
うさぎさんが、おなかを壊すことがあるので、食べさせ過ぎないことです。
特に、6ヶ月齢以下の赤ちゃんうさぎには、生の野菜やくだもの、野草を食べさせないほうが、いいと言われています。
8.夏は冷房、冬は暖房
うさぎさんは、毛皮を着ているので、基本は暑がりです。
夏は、6月くらいから、冷房が必要です。
梅雨の時期の湿気も、大のニガテです。
気温がストレスに感じているときは、うんちが小さくなたり、下痢をしたりします。
大きなうんちが、出せるように、環境を作ってあげる必要があります。
うさぎさんは、27度以上になると、暑くて、つらくて、仕方ありません。
うさぎさんにとって、冷房は、必要な設備です。
冬の方が、基本的には、得意なのですが、寒すぎても、ストレスです。
夏などで、病院などに、連れ出すときには、凍らせた保冷剤をタオルにくるんで、うさぎさんが、暑くなり過ぎないように、します。
基本的に、夏の外出は、NGです。
自動車で、外出するときには、車の中を十分に、冷やしてから、うさぎさんを乗せてください。
真冬は、暖房が必要です。
うさぎさんは、15度以下になると、寒くて、つらくて、仕方ありません。
うさぎさんのお散歩、うさんぽは、必要ありません。
うさんぽは、あくまでも、人間側が思い出を作るための、行動です。
外は、ダニなどの虫や、ネコ・犬・カラスなど、キケンがいっぱいで、パニックになります。
パニックのうさぎを、落ち着かせるのは、かなり、大変です。
それでも、ケージ暮らしだけではなく、うさぎさんにも、多少の気分転換は、うれしいものです。
気分転換のための散歩なので、部屋を歩かせたり、ベランダに出てみたりするなど、うさぎさんの調子に合わせて、考えてみてください。
9.飲み水を切らさない
うさぎさんは、たくさん、水を飲みます。
水を切らさないように、します。
ボトルで、うまくのめないうさぎさんもいます。
本当は、お椀などを使って、水を飲む方が、楽なようです。
固定式のうさぎさん用のお皿があるので、そういうものも、利用すると、管理が楽です。
10.基本は夜型
基本は、夜型で、昼間は、一番、眠い時間です。
たくさん、寝られるように、昼間は、気を使ってあげてください。
だいたい11時から17時くらいまでは、眠りたい時間です。
よく眠ると、ストレスが減ります。
うさぎさんが、ケージ内で、足を伸ばして、眠れるようなお家を、用意してあげてみてください。
実は、うさぎさんの体調は、足を伸ばして、背を伸ばしたときの、体長に、比例すると、言われています。