うさぎさんの去勢手術・避妊手術の体験記、手術の悩みについての投稿サイトなどなど。
たくさん、拝読いたしました。
うさぎさんの女の子は、避妊手術を受ける方がよい、と言われていますよね。
とはいえ・・・、悩みますよね。
悩んでしまうのは、情報が多すぎるから、だと思います。
わたしも、ここで、うさぎ情報をまとめているわけですが、ネットには、いろいろな書き込みがありますよね。
発言する人は、うさぎのことを、「ペット」という、位置づけで、イヌなどと同じように考えている人も、かなりいます。
うさぎの場合は、ちょっと、特殊な要因が多いんだけどな~と、いつも、感じています。
そこで、今回は、わたしたちの体験を通して、うさぎさんの手術について、もう少し、悩みを軽くできれば!と思って、まとめていきます。
うさぎさんの病院に対する、恐れ、悩みなどなど、少しでも軽くなれば・・・と思っています。
そして、去勢手術、避妊手術の考えのヒントを、整理していきたいと思います。
みんな悩む!うさぎさんの避妊手術と去勢手術
実体験で知った!うさぎさんの獣医さんの見つけ方
近所の獣医さんで、うさぎの主治医を探すには・・・
去勢手術と避妊手術だけは、遠方で、普段の健康管理は近所という手もある!
去勢手術のメリット
いざ!手術までの備えは・・・?
みんな悩む!うさぎさんの避妊手術と去勢手術
SNSを通じて、うさぎさんの避妊手術の考えを観察しました。
うさぎさんの避妊手術についての考えは、当たり前ですが、二分されています。
「避妊手術をした・する予定」の考え方、それと「避妊手術をしない」の考え方。
二つは、半々くらいの割合です。
そして、「わからない・迷っている」という人もいますが、どちらかというと、「避妊手術する予定」が強めです。
獣医さんは、「避妊手術する」方を、勧めています。
もちろん、獣医さんは、うさ飼いさんの意見を、尊重してくれます。
だけど、獣医さんは、動物の病気がなくなるように、仕事をしているわけですから、基本的に、獣医さんは、がんの予防のために、避妊手術を勧めます。
地域別で、整頓してみたかったのですが、おそらく、都市部のうさ飼いさんは、「避妊手術する」方が、多いと思います。
それは、うさぎさんを診察できる獣医さんが、近くにいるから、です。
そして、手術についてわからない・迷っているという方は、信用できる獣医さんが、まだ、見つかっていない方が、多いように感じています。
そうなんです!うさぎの獣医療に詳しい、人材が、必要なんです!
一方で、男の子の場合、去勢手術が、必要がないと、言われています。
実は、去勢手術が必要ないと、思っている獣医さんは、多くいます。
だけど、うさぎさんが、長生きできるようになってきた背景で、去勢手術の必要性も感じられるように、なってきました。
わたしは、今回、うさぎさんの去勢手術を経験しました。
そこで、うさぎさんの去勢手術の経験を通して、感じたことを、次の項目にまとめます。
去勢手術や避妊手術のことで、悩んでいる方がいらっしゃいましたら、少しでも、考えの整理になれば、幸いです。
実体験で知った!うさぎさんの獣医さんの見つけ方
わたしと、二代目のうさぎは、去勢手術を経験してきました。
最初は、悩みました。
さっきも、言いましたように、うさぎの去勢手術は、必要ない、という意見が、多いです。
男の子の場合は、マーキングが、ヒドイ場合、もしくは、凶暴な性格になった場合、複数のうさぎさんとの同居の場合に、去勢手術をすすめられます。
たしかにね、マーキングは、ありましたよ。
頻度は、1ヶ月の間に、2回くらい・・・。
実は、この回数が、多いのか、少ないのか、判断できませんでした。
凶暴な性格では、ありません。むしろ、しつこいくらい、後をついて、まわりました。
なのでね、ほんとう、悩みましたよ。。。
まず、過去のわたしは、去勢手術と避妊手術には、慎重派でした。
評判のよい獣医さんが近所で見つからなかったため、・・・です。
その次に、麻酔のリスク、病気でないのに、痛い経験をさせてもいいのか・・・。
はっきり言って、言い訳ですが、「しない」方に、傾いていました。
もともと、手術については、慎重派だった
女の子のうさぎさんと暮らしていました。
だけど、マフがなく、ボーイッシュで、子宮や乳腺のトラブルの経験が、ありませんでした。
病院に行くと、「早くに避妊しているのですか?」と言われるくらい、マフがない・・・そんな子でした。
だけどね、亡くなったとき、早く避妊手術をしていたら、本当は、もっと、寿命が延びていたんじゃないか・・・と、思ったのです。
だれもが、過去にもどることは、できませんよね。
あとになって、わたしは、若いうちに、避妊手術をしていれば、健康管理がもっと、楽だったかもしれない、という思いが、残りました。
女性ホルモンが、生殖器だけでなくて、他の臓器のがんのリスクを高めている、という論文を読んでは、過去の、自分の判断は、間違っていたのでは、ないか、って思ったんです。
仕事中に、病気になったら、どうしよう・・・という迷いも、もっと、少なかったのかもしれません。
それで、もしも、またうさぎさんと家族になることが、あれば、男の子でも、女の子でも、手術しようと、決めたんです。
前よりも、もっと、真剣に、獣医さんを探しました。
近所の獣医さんで、うさぎの主治医を探すには・・・
うさぎ担当がいるショップも、うさぎ専門店も、何軒も、訪問して、動物病院の情報交換をしました。
うさぎ専門店や、ペットショップに小動物担当者がいる場合は、うさぎの飼育経験が多い人が、働いています。
勇気を出して、近所で、うさぎを診てもらえる、獣医さんの情報を聞きましょう!
条件は、やはり、家から近いところ、いざとなったら、タクシーでも行けるところ。
ダメならば、なるべく、駅に近いところ。
わたしは、そうやって、主治医を探しました。
もちろん、難しい手術ができたり、本を書いたり、論文を書いたりしているような、有名な獣医さんもいますよ。
だけどね、わたしは、ふだんの健康管理もしてもらえるような、近所の獣医さんに決めました。
ショップで教えてもらった、獣医さんのところには、イヌのお客さんもたくさん、来ていました。
小動物は、うさぎだけでなくて、トリや、ハリネズミ、ハムスター、テンジクネズミ(モルモット)、イシガメなどなど・・・、いろいろな動物がきていました。
うさぎをお迎えしたばかりの方は、一度、動物病院に行ってみることを、おすすめします。
最初は、イヌの患者さんは、ケージに入っていないので、怖かったのですが、だんだんと、慣れてくるものです。
何もないのに、獣医さんにかかると、いろいろな検査を勧められて、負担になると、疑ってしまいませんか?
まずは、ダニの検査か、ギョウ虫検査、のどちらかの名目で、訪ねるのが、いいと思います。
ダニの検査であれば、目をこらせば、うさ飼いさんでも、わかります。
肩のあたりに、なにやら、ごま塩くらいの、茶色のつぶつぶ・・・これが、ついていれば、ダニがいます。
茶色のうさぎさんだと、見えずらく、黒色のうさぎさんだと、肉眼では、もっと見えにくいです。
次に、簡単な検査では、ギョウ虫がいるかどうか。
うんちの検便検査という名目で、うんちを持参して行ってみます。
並行して、肛門にぺったんシールをされる検査もしますが、検査を目的にすれば、獣医さんのところに、行きやすいと思います。
うんちの検査であれば、1,500円くらいです。
初診料とあわせても、最高額で、5,000円くらいでしょうか。
もし、これで、いい獣医さんだと判断できれば、安いものですよね!
去勢手術と避妊手術だけは、遠方で、普段の健康管理は近所という手もある!
そうはいっても、手術には、経験が必要です。
ちょっとした経験が、うさぎさんの手術の成功率を高めています。
どうしても、近所に、頼りになるうさぎさんの獣医さんを見つけられなかったら、手術だけは、電車に乗って、クチコミのいいところ、有名な獣医さんのところに、いくという、方法もいいと、思います。
普段の健康管理は、うさぎさんの問診や直診、爪切りが、メインです。
普段、急いで駆け込める近所の獣医さんに健康管理をお願いして、手術だけは、遠方でも納得ができる獣医さんにお願いする、という方法がいいと思います。
人間の場合、病院を変えると、血液検査もやり直しだし、レントゲンも取り直しですよね。
うさぎさんは、ストレスに弱い生き物なので、血液検査のデータや、レントゲンなどの写真を持参すれば、取り直しはしません。
うさぎの診療に詳しい獣医さんの場合は、むしろ、主治医のデータを持参してほしい、という獣医さんの方が、多いです。
学会などでも、一緒に勉強しているようなので、狭い世界です。
こちらも、遠慮しなくて、いいようです。
わたしも、前の獣医さんでは、そういわれました。
わたしが、去勢手術をきめた要因は!?
うさぎさんは、繁殖力の王者です。
プレボーイというロゴでは、うさぎさんがトレード・マークですよね。
交尾できないことのストレスは、人間の女性のわたしには、理解できないことです。
欲求を抑えなさい、って、言うのは簡単、するのは・・・どうなの!?って、ね。
去勢手術をした目的は、去勢手術は、交尾できないことの、ストレスを、減らすことでした。
もうひとつは、健康管理や、老後の介助をできるだけ、簡単にしていきたい、という目的が二番目です。
去勢手術のメリット
うさぎの去勢手術で、わたしが、得たかったメリットは、次の通りです。
1.交尾できないストレスが減る
2.将来のがんリスクが減る
3.将来の介助が楽になる可能性がある
女の子の避妊手術の場合は、こんな感じになるんじゃないかな?
1.将来のがんリスクが減る
2.将来の介助が楽になる可能性がある
3.女性ホルモンによるイライラが減る
実は、交尾できないことが、うさぎさんのストレスになっているなんてはなし、はじめて、知りました。
獣医さんから、教えてもらったのです。
ストレスは、いろいろな病気を引き押すことが、わかっていますよね。
人間も、強いストレスにさらされると、コレステロールが高くなる傾向が、あります。
ストレスは、細胞を壊すことがあり、免疫細胞の数が減ることが、わかっています。
去勢手術、決めました。
女の子の場合は、交尾できないストレスは、ないでしょうが、女性ホルモンのせいで、イライラしたりして、ストレスを感じていることが、あると思います。
ストレスを減らすことで、病気になる機会が減るだろう、そうしたら、もっと長生きできるだろう・・・、そういう、願いをこめて・・・。
ここまで、読んでも、やっぱり、悩んでしまう方のために、ちょっと雑学を・・・。
比較!避妊手術をすることのメリットと、避妊手術をすることのとのデメリット
まず、大前提ですが、動物たちの避妊手術の位置づけは、「望まない繁殖を防ぐ」目的ですよね。
わたしたちと暮らす、動物たちは、自然の生き物のように、思っている方が多いのですが、動物たちは、人間と暮らすために、いわば「改良」された生き物です。
なので、野生で生活している動物たちとの交配は、あってはならないことです。
2017年に千葉県の動物園で、老朽化したゲージから、アカゲザルが脱出し、山に生活している野生のニホンザルと交配してしまったため、殺処分されたという、悲しいニュースが流れました。
同じサル同士だから、殺処分しなくても、いいじゃないか!と思う人も、いました。
だけど、わたしたちの人間の都合で、野生に生きるニホンザルという、遺伝子群を、危険にさらしては、いけないのです。
ニホンザルの遺伝子を守る必要も、あるそうです。
ゲージを抜け出して、山で恋をした女の子のおサルさんたちは、動物園のケージに戻って、ハーフの赤ちゃんを、産んだわけですが、この子どもたちや、孫たちは、殺処分になったんです。
さて、話をうさぎさんに戻すと、うさぎさんも、「カイウサギ」という、人間によって改良された動物です。
人間が、動物たちを、管理できないのであれば、繁殖させてはいけません。
つまり、最初にお話ししたように、動物たちの望まない妊娠を防ぐ目的で、避妊手術を行います。
イヌやネコたちも、うっかり、外出したときに、子孫を残さないように、避妊手術や去勢手術を受けていますよね。
だけど、うさぎさんは、お部屋すごすことが多いので、あまり、外で恋をしませんよね。
だから、避妊手術の必要性は、あるのか・・・と、悩んでいますよね。
うさぎさんは、がんになりやすい生き物
知っておいてもらいたいことが、あります。
うさぎさんという生き物は、他の動物たちよりも、子宮がんや乳がんになりやすい生き物なんです。
そのために、うさぎさんの避妊手術は、望まない妊娠を防ぐ目的と、がん予防の目的の2つがあるんですね。
人間は、がん予防が大好きですよね。
がん予防のTVをよく見るから、しょっちゅう、特集がありますよね。
がん予防の健康食品も、たくさん買われるから、どんどん開発と研究が進みますよね。
がん予防ですが、自分のためのがん予防は、積極的なんですが、他の人のためのがん予防には、ちょっと遠慮しちゃうんですよね。
そうなると、わたしたちは、悩みだします。
がん化するかは、わからないのに、だいじなうさぎさんの手術してもよいものだろうか・・・と。
もちろん、「去勢手術をしない、避妊手術をしない」方は、うさぎという生き方を優先させたいと、思っている方もいるんです。
つまり、自分以外のがん予防になると、ちょっと遠慮しちゃう。
それと、もう一つ、手術のリスクが、迷いを膨らましてしまうんですよね。
手術のリスクの最大は、麻酔のリスク。
麻酔も薬なので、麻酔に対するアレルギーを持っている子がいます。
アレルギーは、個性のようなものですからね。
それと、気管挿管が難しい。
うさぎさんの呼吸器は、他の動物たちと比べても、小さめなんですよね。
もう一つのリスクは、うさぎさんの最大のピンチ!食欲低下です。
手術の傷って、痛そうじゃないですか?痛いと、どうしても食が細ってしまう。
元気になるのに、時間がかかるんじゃないか、と思ってしまうんですよね。
それから、病院に行くときのストレスですね。
怖い思いをして、それが、トラウマになるんじゃないか、と思ってしまう。
がん予防をして、つらい時間を極力減らしてあげたいけど、健康な体だから・・・とか、万が一のリスクに備えができないという、悩みなんですね。
人間にとってのメリットとデメリットについても、よく整理しておいた方がいいと思います。
まず、予防のための手術の場合は、子どものときや若いときの手術です。
健康体なので、手術の費用が、少なくなります。
特に、子どものカラダは、成長しますので、キズも治りやすいですし、体力があるので、回復が早いです。
うさぎさんに対する、積み立て貯金が、まだない場合が、ありますので、出費に痛手を感じます。
病気になってからの手術の場合は、高齢だったり、カラダが弱っているときの手術です。
隠れた病気があるかもしれないので、万が一への備えが必要になり、手術の費用が、多くなります。
高齢期は、キズが治りにくいこともありますし、病気で、体力が減っているので、回復に時間がかかります。
うさぎさんと過ごした時間が長くなって、積み立て貯金があるので、費用をかけやすくなります。
ここまでのまとめ・手術することのメリットとデメリット
避妊手術をすることのメリット
- 生殖器のがん予防
- 肺や肝臓などへのがんの転移を予防
- がん治療による経済的をなくす
- がん治療による時間的をなくす
避妊手術をすることのデメリット
- 麻酔のアレルギー
- 気管挿管が難しい
- 手術の後の食欲の低下
- 予防のための手術代
ここまでのまとめ・手術することのメリットとデメリット
避妊手術をしないことのメリット
- 悩みの先送りができる
- 怖い思いをさせずにすむ
- 手術代がかからない
避妊手術をしないことのデメリット
- がんの恐怖と、転移がんの恐怖
- がんになった場合の後悔
- 予防のときよりも、手術代が高額になる
いざ!手術までの備えは・・・?
獣医さんからは、とくに、用意すべきことは、ないと、言われました。
ここからは、わたしの勝手で、押しつけがましい、うさぎさんへの愛情です。
まず、1ヶ月前に、予約をして、翌日に、ネコ草のタネをまきました。
ネコ草のタネを、深さのある瓶に入れて、水を入れ、半日くらいして、浮いているものは、全部捨てます。
下に沈んでいる種だけを、ベランダのプランターにまきます。
そうすると、1ヶ月くらいすると、ネコ草が伸びてきます。
これを手術の当日に、刈り取って、お弁当にしました。
お弁当は、生のネコ草、大好きなりんごのすりおろし、とりんごのスティック、家で、乾燥させたキャベツの葉っぱ・・・。
詰め終わったら、ドキドキしてきました。
うさぎさんは、食欲が出ないことが、キケン状態へのスイッチです。
手術後の脱水症状は、皮下注射(ラクダのコブみたいに、背中に水をためてもらう)をしてもらいましたので、大丈夫です。
実はね、やっぱり、手術後、その日のうちには、カリカリのペレットを食べることが、できませんでした。
できれば、手術の当日は、やわらかくて、食欲がわくような、お弁当を作って、あげてみてください。
手術って、どんなこと、するのかな・・・?
はじめて、手術をする場合、どんなこと、するのかな?って、わからないですよね。
経験したので、忘れないように、書いておきます。
まず、問診があります。
これまで、気になった症状はないか、体重は、順調に増えてきたか。
聴診器で、心臓の音や、呼吸の感じを、簡単にチェックします。
自分でも心配なことは、手帳に書いておくことを、おすすめします。
人間の問診でも、結構、手帳を持ってくる人が多いですよ。
そして術前検査。
血液検査をして、肝臓や腎臓の値に、異常がないかどうか、チェックします。
いよいよ、手術へ・・・。
手術の前に、肝臓や腎臓がちゃんと働いていて、麻酔という毒を使っても、ちゃんと解毒して、カラダの外に排出してくれるか、数字で確認します。
手術の間は、体内の酸素の濃度や、呼吸など、いわゆるバイタルサイン(=生きている証)を数字でモニターします。
人間の髪の毛もそうですが、体毛は、雑菌でいっぱいなので、感染しないために、剃ります。剃毛ですね・・・。
男の子の手術は、15分もあれば、終わるんだそうです。
タマタマは、切りっぱなしですが、タマタマとおなかは、行き来できるような空間になっているそうで、このタマタマとおなかの境目を縫うそうです。
縫うと、腸が、でっぱってきたりすることがなくなるので、ヘルニアになることがなく、病気のリスクが減るんだそうです。
女の子の手術は、開腹手術といって、おなかを開けるので、30分~1時間くらいだそうですよ。
麻酔から覚める間は、動物看護師さんがついて、バイタルサインをチェックしてくれているそうです。
麻酔は、体温をできるだけ、下げることで、出血や必要な呼吸などを、最小限にしています。
呼吸の数が減るというか、ゆっくりになるので、できるだけ高濃度の酸素を効率よく、吸わせ続ける事で、脳を維持します。
酸素マスクからは、高い濃度の酸素がでてきますので、効率よく、カラダの中に、酸素を通わせています。
体温が下がりすぎると、意識が混濁して、心臓が止まったり、呼吸しなくなってしまうので、麻酔から覚めるまでが、手術なんですね。
術後、どのくらいで、いつものうんちに・・・?
男の子は、たいてい、日帰り手術で、退院できるそうです。
女の子は、大事をとって、1日入院になるようですが、日帰り手術の獣医さんもいます。
当日は、痛み止めを飲んで、帰宅できますが、翌日から、消炎剤と、痛み止めを飲ませます。
わたしも、大けがをしたことが、ありますが、痛み止めの効果は、スゴイです。
まったく、ストレスがなく、元気に過ごせます。だけど、痛み止めが切れてくると、シクシク、ジクジク、ドクドク・・・と、血液の流れとともに、痛いですよ。
うさぎさんの場合も、おくすりは、飲ませたほうが、いいです。
痛み止めは、確実に、ストレスを減らしてくれます。
消炎剤は、抗生物質なので、腸内細菌にダメージを受けるイメージがあると思います。
もちろん、腸内細菌には、若干のダメージが、あります。
だけど、腸内細菌でも、薬の影響で死ぬものもあるけど、薬に耐えて、生き残るものもいます。
生き残った細菌は、また分裂を繰り返して、数を増やします。
薬で、減る一方で、あたらしく分裂して、増えます。
抗生物質は、期間を決めて、飲みます。
腸内細菌にダメージがあると、人間でも、カラダがだるくなったりします。
ずっと、だるいわけではなくて、抗生物質の効果が薄れてくる時、わたしたちも、だるさがやわらいで、回復します。
このサイクルと、全く一緒です。
ペレットの中には、細菌が含まれている、と書いてある場合がありますよね。
たとえ、ペレットの中の細菌が、死菌であっても、腸内では、一定の役割を果たしますので、効果があります。
実は、大学のときに、そういう研究をしていて、死菌でも、立派に、効果があるんだ、って、わかったんですよ。
さて、日帰り手術の場合は、室温の温度を、いつもより、高めにします。
21度の設定だった、エアコンは、25度にしましょう。
電気ヒーターをケージの近くに設置していたら、ヒーターのそばで、うちの子は、寝ていました。
暑がりのはずだけど、結構、体温が下がっていることが、わかります。
麻酔の効果で、体温が下ってしまうので、手術当日は、特に、温かく保ってください。
そういう理由は、手術は、気候が良くなる、春か、秋がいいですね。
夏は、気温が高すぎて、負担が高いし、冬は、寒すぎて、体温を一定に保つのが、難しいですね。
年齢は、成長期は避けて、6ヶ月齢を目安にすると、いいと思います。
骨の成長期でもあるので、体力があります。
小さすぎると、負担が大きいし、ストレス耐性も、まだ十分でないので、成長を待ちましょう。
大きくなると、体力はありますが、成長期が完全に終わった状態なので、キズの治りに、時間がかかります。
わたしの親戚のお兄ちゃんは、子どもの時に、トラックにひかれてしまい、手の骨がグタグタにくだけてしまいましたが、成長するにつれて、骨がくっついて、障害を残さずに、すみました。
子どもながらに、子どもの成長には、いろいろな可能性があるんだな~と、実感しました。
だから、うさぎさんの子ども時代のキズやケガは、可能性に任せて、きっと!治る!と信じてあげることも、大事なんだと、思います。
わたしのところでは、去勢手術してから、だいたい翌日には、走り回るくらいまで、回復してきました。
ごはんは、小松菜、にんじんスティック、シュンギクのサラダと、生のネコ草です。
おくすりのために、すりおろしりんごを作って、食べさせていました。
カリカリのペレットは、まだ、ニガテでしたが、唯一「うさぎの極み」は、食べていました。
2日もあれば、目もイキイキして、手術したことなんて、忘れちゃうくらい、回復しました。
4日目には、ひねり飛びなんかも、披露して、食欲は、完全に戻りました。
手術後は、たくさん、甘やかしていいんだよ!
うさぎさんが大好きな、外国人の獣医さんがいます。
この先生の本を読んだことが、ある人もいるかもしれませんが、うさぎさんの避妊手術は、うさぎさんの人生の最大の出来事だと、思ってほしい、と書いてありました。
うさぎさんの避妊手術の後は、1週間くらい、休暇をとりなさい、そのくらいの時間はあるでしょ!?・・・みたいな、ことが書いてありました。
日本は、働き方改革とかいいながら、労働者の自由が、ない国だと思いますが、土日や祝日などをうまく使ってください。
手術した後で、最低でも、2日くらいは、看病してあげられると、うさぎさんにとっても、自分にとっても、いいと思います。
それと、牧草だけを食べるべきだと、考えている方も、手術の後だけは、食べられるものをさがして、野菜を多くしてあげると、うさぎさんも、自分も、楽になる、と思います。
人生最大のハプニングを終えたんだから、たくさんほめて、たくさん頭をなでて、たくさん甘やかして、たくさんの時間を一緒に過ごしてみてください。
1週間くらいしたら、獣医さんにキズの確認をしてもらいます。
すっかり治って、キズは、ポチッて感じの点になって、いました。
去勢手術をした後、おとなしくなるのかな?って、思っていましたが、ぜんぜん!?
活発になってきました!手術をした後は、その子の本来の性格がでやすくなりますよ!それも、楽しみの一つです。
以上が、わたしの経験した、泣き&笑いのわが家の去勢手術です。
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